村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

かんたん夜咄しの茶事

2010-11-21 23:21:14 | 村雨庵 茶事茶会
今日も夜咄し 茶室は
昨日のままで始めるから したくは楽である

懐石は略してお弁当
かんたん夜咄しの茶事でも
簡単煮物椀と
深向に和えものでも出そう
午前中は出しをとり味をととのえ
煮物椀準備完了
白和えのころもを作る
お豆腐一丁を霜降り
水を切り
擂鉢で良く当たる
砂糖 大さじ 2と1/2
塩 小さじ 1/3
淡口しょうゆ 小さじ 1/2
酒 小さじ 1
加えて完成だ

午後なって
亭主や半東も早めに来て
支度をするが すぐ終わった
改めて畳を清め
お客様を待つ
蝋燭を新しいのに替え
短檠や灯明に油を注ぎ
準備しておく
火をつけるのも大変な作業だ
火の番役は集中して
最後まで同じ人がする事
水も何度も撒く
水が灯りをなお美しく引き立てるから
今日の亭主は
カズ殿
半東は森金さん
腰掛はまだ明るいが
初座の席入りすると
すでに短檠に灯をともし
外とは違う幽玄の世界となった はず

事故もなく 
良かった

迎え付けの時よばなしでは
右に手燭
左に桶を持って
蹲踞の前の前石に立ち
裏千家では
右の長めの手燭石に手燭を置き
左の丸い湯桶石 湯桶を置く
高さは手水鉢、手燭石、湯桶石、前石の順に低くなる

席入りが早い時間だったので
中立ちのあとの 向付 手燭の交換だ

二日間 雨も降らず露地にも出られたし
腰掛けも使えた
外は丁度よい温度でいくらいても寒くない
来月はそうはいくまいが

前茶に初炭
点心と菓子を食べ中立
後入りして
床に石菖
続き薄茶そのご留め炭

まあ四つ椀でないと
茶事は こうも簡単で楽ちんだ
あまり楽なことは
喜びも薄いし
力がつかない気がするが
一汁一菜でも二菜でも
ちゃんと懐石をしたほうが良いと思う
社中が席に出れるようにと
お弁当にしたが
今度は水屋の役も 火の番もやってもらおう
昔の灯りを体験して
どうだったかな みんなは

またしよう 夜咄しを


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コメント (3)
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