村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

茶事の三露

2010-11-20 23:47:47 | 村雨庵 茶事茶会
客は五名
亭主ひとりに
水屋はひとり私がする
本懐石は出来ないから
お弁当にした
柿の白和え
それと出来あいの飛龍頭ヒロウスを種にして
煮物椀をだすこと
今日決めた
席入が遅いので
材料を買い
午前中は料理
蒟蒻、人参、大根、芹、柿の白和え
黄瀬戸の深向に盛る
汁も準備するが
柿を剥くのと柚子の松葉を森金さんに頼んだ
手伝いに来てくれた
うらちゃんと森金さん
今日の亭主の清秀庵氏と
ちょっと休憩などしていたら
まもなく三時
三時半に席入だから
急がないと 
慌てると
足元の物を蹴飛ばすから
ゆっくり
急いで

やはり一番にアイさん
間もなく全員 揃った

照明を切ると
四畳半の茶席はとても暗い
短檠に火をともして
茶事をはじめる
まだ外はあかるいが
中立ちの頃には暗くなる
志野の食籠に蒸したお饅頭で
中立ち
外はほの暗い
後座の支度をしているうちに
ますます暗くはなっていくが
私めの役は水撒きと火の番人

いつもよりたっぶりと
初水、
中水、
立水
三回打ち水をする
足元行燈が敷石に映えて綺麗だから
たっぷり水打つ

また掛け物の風帯の露、
花の露、
茶杓の露
茶事に三露あり


暗くて良く見えない
打ち水しつつ
自分の足元を濡らした

喚鐘カンショウを打ち残して迎え付け・手燭の交換と
たぶん見てはいないが順調のはず
あとはいつもの続き薄茶で留炭
炭のあとは
話しが弾んでいる
中々終わらない
時間を見計らって水を打ち
にじり口の草履のそばに手燭を置き
足元行燈をカッコ良く並べておいたのだが
時間があまり移ると
蝋燭の状態が心配で
また灯の回りを見に行く
灯篭の灯は消えてないか
主客の見送り 
残心

寄付で身支度整え お帰り頂く
いつもの茶事の後は
珈琲などで
ひと休みするが
今宵は
このまま・・・




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