村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

天下三壺

2010-11-16 21:20:39 | 茶の事
今日は寒い
寒いのでずっと寝ていた
まったく我ながら気楽なもんだ
もう少ししゃっきりしなくちゃ

夜は料理のお稽古に出かける筈だったが
風邪気味なので大事を取り 止めた
自分の行く稽古はあんがい簡単に休めるが
教える稽古は休めないものだ
気の入れ方が違うのだろう
普通に習うだけのは気楽だが
教えるのは真剣だから

十一月は壺を扱う
壺飾りや口切りをする
東山名物に
天下三壺というのがあるが
三日月の茶壷
松島の茶壷
四万石の茶壷

三日月は
大きなコブが7つあり、
全体的に三日月状の窪みがあることがその名の由来。
信長に伝わり秘蔵されていたが、
本能寺の変で焼失した

松島は
30以上ものコブがあり、

その様を松島の絶景に例えたもの。
今井宗久の後、信長に伝わり秘蔵されていたが、
本能寺の変で消失した。

四万石は京都の茶人、関本道拙が40石の土地と交換に手に入れた茶壷。
その後、足利義政が命名し、
秀吉に「天下一の逸品」と言わせた。

写真のわが茶壷は丹波である
稽古道具ゆえ もちろん銘はない
茶が入っているから
ただただ重い
もっと軽いのを欲しいと思っているが
置く場所に悩むからやめておこう



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