村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

二月は逃げる

2019-02-07 23:04:15 | 村雨庵 稽古 
二月は大炉
一尺八寸の大きな炉は
空気の流通が良く
炭もよくおきる

雪輪瓦で仕切りをつくり
その角に
初炭手前の時は
湿し灰を入れ灰匙をさしておく
後炭手前は
輪胴に毬打と割毬打
丸管割管その上に枝炭を三本
中立の時に仕込んでおく

逆勝手など
炭斗を炉の左に置くときは
左右を逆に組むが
大炉は炉の右に炭斗をおくので
炭斗の中の炭の組かたは常と同じ

大炉は炉縁を
羽箒で清める
初掃 10
中掃 6
後掃 6

一年ぶりでも
御弟子様達は
どこかしら記憶にあり
居前の方向
逆勝手の歩き方
ふくさの付け方
茶碗の湯水の捨てかた
茶入棗の蓋の位置
もろもろを
そうだそうだと思い出しつつ
点前する
体が動き脳が活動する

茶の稽古は
体に良い
大炉の点前は特によい
あくまでも個人の感想だが

二月のうちに
濃茶薄茶に初炭後炭を一度か二度
一通り稽古して
後は逆勝手か八炉の稽古をしよう
どんどん頭と体をつかって
老化に逆らおう
一月は行く
二月は逃げる
三月は去る
光陰は 矢の如しだ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日から大炉 | トップ | ドライフルーツ入りの羊羮 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

村雨庵 稽古 」カテゴリの最新記事