村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

今日から大炉

2019-02-06 23:43:56 | 村雨庵 稽古 
久しぶりに
冷たい雨が朝から降って
路上の木々が濡れて綺麗だ

今日から
大炉を開いた
それともうひとつの炉は
五徳の位置を変えて
逆勝手にした
それも気にしなければ
本勝手でも稽古できる
どちらも頭をつかって
点前をすることになる
いつものように
スムーズにはいかないが
それが良いのだ


今日の掛けものは
新古今和歌集より

二月雪落衣といふことをよみ侍ける
          康資王母
むめちらす風もこえてやふきつらん
かほれる雪のそてにみたるゝ
題しらす   西行法師
とめこかしむめさかりなるわかやとを
うときも人はおりにこそよれ

百首哥たてまつりしに春哥
          式子内親王
なかめつるけふはむかしになりぬともの
きはのむめはわれをわするな

土御門内大臣の家に
梅香留袖といふ事をよみ侍けるに
          藤原有家朝臣
ちりぬれはにほひはかりをむめの花
ありとや袖に春風のふく

筆者は一条内基だと言う
古筆の札がついている
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