村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

天の川去年の渡りで移ろへば

2020-07-23 20:51:52 | 和歌と歌人
天の川
去年コゾの渡りで移ろへば
川瀬を踏むに
夜ぞとふけにける
 和歌・歌人20
 柿本人麻呂カキノモトノヒタマロ
『万葉集・巻十・2018』

天の川の渡り場が
去年とは変わってしまったので、
新しい渡り場を探すために
川瀬を往き来していて、
すっかり夜が更けてしまったことだ。

柿本人麻呂カキノモトノヒタマロ
生没年未詳
経歴も詳しいことは分からないが、
身分はさほど高くなく、
持統天皇、文武天皇のころ、
宮廷に出仕して、
なかば職業的に儀礼歌の制作に当たった
宮廷歌人であり、
平城京遷都
710前後に死んだものと考えられている。
万葉集を代表する歌人

柿本人麻呂カキノモトノヒタマロと言うと
歌聖・柿本人麻呂
平安末から歌会や歌合わせに
人丸の画像を掛け
和歌を献じ供養する
人丸影供ヒトマルエイグを思い出す
その生涯については謎。
『水底の歌-柿本人麻呂論』
『猿丸幻視行』
読みたい

写真は
昨日の歌仙画
紀貫之
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