村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

西行 サイギョウ

2023-05-23 22:37:30 | 和歌と歌人

 西行 サイギョウ
 和歌・歌人150
道のべの清水流るる柳陰
しばしとてこそ立ちどまりつれ

西行
[生]元永1(1118)
[没]文治6(1190).2.16.

平安時代末期の歌人。
姓,藤原。
俗名,佐藤義清 (のりきよ) 。
父は左衛門尉康清。
母は監物 源清経の娘。
北面の武士として鳥羽上皇に仕え,左兵衛尉にいたる。
23歳のとき出家,
法名,円位,また西行と呼ばれた。
真言宗に属し,
多く高野山に住み,
奥羽,中国,四国などを遍歴,
勧進などに従った。

晩年は伊勢に移り,
2度目の奥州旅行から帰ったのちは河内国弘川寺に住み同地で没した。
在俗時代から和歌を詠み,
出家後は修行のかたわら作歌に精進,
寂念,寂然,寂超ら大原三寂,
藤原俊成と親交があり,
次第に歌名も上がった。

しかし,宮廷やその周辺の貴族の家などで
行われた歌会や歌合には参加していない。
旅先での見聞など
現実体験に基づく作品が多いのが特色。
作風は平明率直で
真実感にあふれるものが多いが,
ときには和歌としての形象性に乏しいものもある。
家集に
『山家集』
『異本山家集』
『聞書集』
『聞書残集』,

自撰の歌合に
『御裳濯河 (みもすそがわ) 歌合』『宮河歌合』がある。
『千載集』『新古今集』などの勅撰集にも多く入集。
『西行上人談抄』は西行の語った歌話を,
弟子蓮阿が筆録したもの。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 ヨリ)

写真は
棗に茶をはったところ
中高ナカダカに
ざんぐりと

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