村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

幸せの時間

2012-01-24 23:46:54 | 茶の事
今日は紫兎様にて茶の稽古
お昼は
染錦の伊万里の三つ鉢にそれぞれ
お正月の黒豆田作りナマスが盛られ
洒落た燗鍋でお酒を頂く
幸せの時間だ

稽古の帰りは久し振りに想望庵様と小倉百人一首の勉強
一番から順に想望庵さまが和歌をつぶやく
珈琲屋の小さなテーブルに向いあい
照合しつつ小声で和歌をつぶやく
中々これも風流
今回は21番から41番までを
語句のはしはしまで完全に覚えるのはちょっと大変
今まで歌人も41名登場した

27番
みかの原 わきて流るるいづみ川 いつ見きとてか恋しかるらむ
に中納言兼輔は紫式部の曽祖父

36番
夏の夜は まだ宵(よひ)ながらあけぬるを 雲のいづこに月やどるらむ
の清原深養父は清少納言の曽祖父

ふたりとも曾祖父がすでに著名な歌人なるは
やはり血は争えないということか

16番立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
 まつとし聞かば 今帰り来む
中納言行平
この歌は七事式の名乗りの 月花松ツキハナマツのマツだと聞いた

まだ98番まで勉強してないが
風そよぐならの小川の夕暮れは
みそぎぞ夏のしるしなりける
この下句は
風炉の柄杓は身のほうが削いであるので
炉と風炉の柄杓の見分けに
私めもよくこの歌をつぶやく

実に役に立つ
百首覚えられたら楽しいだろう
堅くなった脳をほぐして
声を出して歌をよもう 私も



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