村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

牡丹花は咲き定まりて 静かなり

2023-03-27 23:28:01 | 植物・茶花

 木下利玄
牡丹花は
咲き定まりて 
静かなり
花の占めたる
位置のたしかさ

木下利玄キノシタリゲン
1886-1925 
明治-大正時代の歌人。
明治19年1月1日生まれ。
伯父の木下利恭トシモトの養子。
はやくから佐佐木信綱に師事し,
「心の花」同人となる。
明治43年「白樺」創刊に参加。
口語的な発想,
四四調の破調など,
利玄調とよばれる作風で知られた。
大正14年2月15日死去。40歳。
岡山県出身。
東京帝大卒。
本名は利玄トシハル
歌集に「銀」「紅玉」「一路」。
(日本人名大辞典より)

今日は月曜日
朝のうちは案外寒い
木戸のところの紅葉の木が
二三日前は枝だけが目立つ
冬木立だったのに
今日見ると枝ごとに芽吹いてる若緑の新芽
なんと可愛らしい事

狭い小さな庭だが
これからどんどん様子を変える
椿の花はもう咲ききったのか
茶に使える花は
数少ないし
あてにならない
思いがけず足元に
クリスマスローズが咲いていた
宝鐸草はぐんぐん伸びはじめ
その近くにあるシンビジウムの鉢からは
豪華に花を三本立ち上げ満開
庭の片隅でも咲いている姿は華麗なもんだ
何しろシンビジウムだから
芍薬も柔らかく15センチほどのびて
葉を繁らせはじめてる
春だ春

昨日の茶事では
牡丹が胡銅の花入に入っていた
古志ちゃんが届けてくれたという
気を懸けてくれたんだね
お茶人だねえと感心
MOAの茶会でも牡丹が入っていたし、
池内の茶会でも薄茶席は牡丹
いいね牡丹

開花時期は
4/20 ~ 5/ 5頃。
・中国原産。
 日本へは奈良時代に
 渡来してきたらしい。
 (弘法大師が持ち帰ったとの説も)


中国では、花海棠とともに、
最も愛好される。


薬効は中耳炎、月経不順
薬用部位は根皮
生薬名は「牡丹皮ボタンピ」

牡丹の別名は
「富貴草」
「富貴花」
「百花王」
「花王」
「花神」
「花中の王」
「百花の王」
「天香国色」
「名取草」
「深見草」
「二十日草(廿日草)」
「忘れ草」
「鎧草」
「ぼうたん」
「ぼうたんぐさ」など多数。

 

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