師走飯後の茶事

今日は茶事
飯後の茶事に参加
寄付は雪舟の鍾馗様の写したもの
生姜の葛湯
熱い事凄くて
猫舌の私はとうとう全部飲めず
残した
本席は「無事」の一行
初炭
香合は瓜坊
飯後なので吸物八寸となる
吸物は蓮根蒸しに柚
八寸はふぐの揚げ物と干し柿の胡桃巻
菓子椀に蕪
豆皿に山椒煮昆布
塩気がちょうど良く
幾らでも食べられる
中立して
銅鑼で後入
花は臘梅と白玉
たっぷりと濃茶を頂き
三器を拝見
手付炭斗を持ち出され火を足す
薄茶
終わると焙烙持ち出され
炭を上げ
灰をかきあげ炉中を清めて
埋み火
ふかし釜
焦げ縁をかけ助炭
除夜釜の風情だった

終わるとサービスで
おしのぎが出る
茸ごはんにけんちん汁
お向は鯛
煮物椀　蟹しんじょ
鮎の天麩羅
牡蠣の旨煮
雪輪の大根膾
番茶
〆に薬味たっぷり年越し蕎麦
薬味は
葱
紫芽
柚胡椒
海苔の細切り
最後にそば湯
果物は湯河原蜜柑

伺ったときは小雨だったが
帰りは雨は上がり
顔に当たる大気は冷たく
心地良い
師走の
大気だ