村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

日出乾坤耀ヒイデテ ケンコン カガヤク。

2022-01-13 23:33:27 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
掛けものは
日出乾坤輝
ヒイデテ ケンコン カガヤク


恁麼則インナラバ スナワチ
日出乾坤耀ヒイデテ ケンコン カガヤク。
雲收山岳青クモオサマッテ サンガクアオシ。
『古尊宿語録』


「……朝になって夜が明け太陽が昇ると、
万物がその光りをうけて
いきいきと精彩を放ち、
この世界が明るく輝かしくなる、
(中略)
ここで『日出づ』とは、
長い迷いの夜が明けて、
悟りの太陽の昇ることである。
悟りの開けたこと。
この『日出づ』を
元旦の『初日、の出』とみ、
この句を『初日の光りさし出でて、
四方に輝く今朝の空』
という昔の新年の歌にとりなして、
この一行物を正月の茶席に掛けるのは、
もとより結構な趣向である」
芳賀幸四郎
『新版一行物』

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする