村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

あまだむ軽のおとめ

2020-07-06 21:58:00 | 和歌と歌人
天飛むアマダム
軽カルの嬢子オトメ
甚イタ泣かば
人知りぬべし
波佐ハサの山の鳩の
下泣きに泣く

和歌と歌人8
 木梨軽太子キナシカルノタイシ
『古事記・82』

天飛むアマダムは
軽カルの枕詞
ダムは
トブの音韻変化
軽カルは
奈良県橿原市大軽町のこと
波佐の山は
軽近くの山か

軽のおとめよ
そんなにひどく泣いてしまったら、
他人は我々のことを
感づいてしまうではないか。
あの波佐ハサの山の鳩は
心密かに鳴き続けてる。
お前もずっと忍び泣いているのだね

木梨軽太子キナシカルノタイシとは
允恭天皇インギョウテンノウの子。
古事記には天皇の崩御後、
皇位につくべきであったが、
同母妹ドウイボマイの
木梨軽大郎女キナシカルノオオイツラメに
通じたので
道後温泉に流されたとある。
日本書紀では、
天皇生前の事として、
流されたのは妹の方で
軽太子は皇位継承争いで
弟の穴穂皇子アナホノミコに敗れて
自害したと。

軽太子は
知らないことばかりだった
先日片づけ中
昔に買った日本の天皇
という宝島社の本を
大して見てないが
破棄したばかり
改めて買うほどではないから
取っておけば良かったかしらと
ちょっと悔やんだ
興味はあるが
苦手な部門なので
ホントに欲しくなったら
また買えばよしとしよう

写真は
背の高いのが遠州ムクゲ
背が低く小さいのが
おととい植えた宗旦ムクゲと野紺菊
コメント
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