村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

潮もかなひぬ今は漕ぎ出イでな

2020-07-19 21:44:33 | 和歌と歌人
熟田津ニキタツに
舟乗りせむと
月待てば
潮もかなひぬ
今は漕ぎ出イでな 
 和歌・歌人18
 額田王ヌカタノオキミ
『万葉集・巻一・8』
熟田津ニキタツにおいて
船乗りをしようと
月の出を待っていると、
月も出たし潮もほどよく満ちてきた。
今こそ漕ぎ出そうよ。

661斉明天皇・中大兄皇子ナカノオオエノオウジが、
唐・新羅連合軍と戦う
百済を援護するために
北九州へ向け出航し、
その途中伊予国の
熟田津ニキタツに停泊した時の歌
であると考えられる。
高らかに出航の時の到来を
告げたもの。


額田王ヌカタノオオキミ
生没年未明
初期万葉の代表的歌人
万葉集の代表的女流歌人
近江地方の豪族であったと
思われる鏡王カガミノオオの娘で
采女ウネメとして宮廷に出仕シュッシし、
初め大海人皇子オオアマノミコ
(のちの天武天皇)の妃となって、
十市皇女トオチノヒメミコを生み、
のちに中大兄皇子ナカノオオエノオウジからも愛された。
斉明、天智両朝を主たる活動期とした。

額田王ヌカタノオキミは知ってる
でも今日漫画を買った
(ロマン・コミックス 人物日本の女性史 3) 
額田王  
それと(天の果て地の限り )大和 和紀
これから額田王を勉強

写真は
待合に掛けてあるのは
そら豆、ささげと露草
コメント
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