村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

難波津ナニワヅに

2020-07-03 22:12:25 | 和歌と歌人
難波津ナニワヅに
咲くや木コの花
冬ごもり
今は春べと
咲くや木の花

和歌と歌人5
 王仁ワニ
『古今集・序』

この歌は
仁徳天皇の御代ミヨの初めを
祝った歌だと
木の花とは梅の花
また
難波津の歌は手習いの歌として
昔から用いられたという
源氏物語の若紫では
「まだ難波津をだに」
枕草子の二十三段に
「難波津もなにも、ふとおぼえむことを」
とあるから

王仁ワニとは
百済クダラの学者で
応神天皇オウジンの代に渡来したという
古事記には和邇吉師ワニキシとあって、
論語10巻千字文センジモン1巻を
貢進コウシンしたとある。
貢進コウシンとは
貢ミツぎ物を奉タテマツること
実在の人物か
確証はないようだ

百人一首には含まれてはいないが、
全日本かるた協会が
競技かるたの際の
序歌に指定しており、
大会の時に一首目に読まれる歌である。
そうだ

昨日は木曜稽古だったが
午前中は謡の稽古に出かけ
キョロキョロせずにとっとと帰って
午後からは自宅で
お茶のお稽古
今までののんびりゴロゴロ生活とは
なんと違う事よ
今日はゆっくり
のんびり
柿の種食べて一日
過ぎた
コメント
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