村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

小倉百人一首歌番号六

2020-02-25 23:41:35 | 短歌・俳句の事
小倉百人一首
歌番号六

かささぎの 
渡せる橋に 
おく霜の 
白きをみれば 
夜ぞふけにける
  中納言家持


中納言家持チュウナゴンヤカモチ
大伴家持オオトモノヤカモチ 718?~785 
大伴旅人の子。
奈良時代の歌人。
三十六歌仙の一人。
万葉集の編者とされ、収録数は最多。
越中守をはじめ地方・中央の官職を歴任。


七夕の夜になると
かささぎは翼を広げて何羽も連なり
天の川に橋をかけて、
織女を牽牛のもとへ渡すとされた
そのかささぎがつくるという橋
その橋ハシと同じく階ハシがある
宮中の階キザハシに
一面白く霜の降りている
空気はキリキリと冷えてきた
夜も更けていくほどに
あまたの星は輝きを増していく
なんと綺麗な空だろう
清浄の空だ
コメント
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