新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ゆったりパリ旅③

2011年11月08日 | ’11 パリ個人旅行

今日はヴェルサイユへ。宮殿を見てさらに裏手の広大な庭とトリアノンへ行くのが目的でまる一日を予定しています。

★サン・ラザール駅からヴェルサイユへ

Cimg7705Photoモネの連作で有名なサン・ラザール駅から国鉄SNCFで終点ヴェルサイユ・リブ・ドロワまで直行で行けます。いくつかのアクセス方法がありますが、ホテルに近いし乗り換えがないのでこれにしました。往復8?、所要時間40分。

サン・ラザール駅はホームが24あり、それに改修工事中です。この駅で注意することは、運行が確定してからホームの番線が決まるので、常に上部の電子掲示板に気を付けておく必要があります。

リブ・ドロワでタクシーを頼みましたが、運転手さんが「左へ2ブロック行き、右へ・・・」と徒歩の方を勧めてくれました。徒歩で15分。前回はバスだったので街並の記憶はほとんどありませんが、徒歩だと街の様子や雰囲気がわかりやはり旅を実感します。歩いてよかった!

★ヴェルサイユ宮殿

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1682年ルイ14世が建てた宮殿で、フランス王国の絶頂期の100年間はここが政治の中心でした。部屋数700。入場の門扉から始まってキンキラキンの装飾が過多ですが、秀吉のキンキラキンとは全く違うところがセンスの違いでしょうか。宮殿内には教会もありオペラ座もありで、宮殿自体がさながら一つの街です。

★庭園

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敷地は東京ディズニーの16倍で800ヘクタールだとか。その中に1.6Kmの大運河や森やトリアノンなどがあります。貸自転車を検討しましたが広大すぎて、待ち時間は40分もあったけど子供が喜びそうなかわいいプチトランを利用しました。いくつかのポイントで自由に乗り降りできて6.7?。

★グラン・トリアノン

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グラン・トリアノンはヴェルサイユの領地内でもっとも洗練された建造物だと言われているそうです。確かにヴェルサイユ宮殿と違って穏やかでくつろいだ雰囲気があります。ルイ14世、ナポレオンも滞在し、ド・ゴール将軍は改築して共和国の迎賓館としたそうです。

★プティ・トリアノン

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プティ・トリアノンは、ルイ15世がポンパドゥール夫人の為に建てた小さな離宮で、それを譲り受けたマリー・アントワネットはここを大変気に入り、特定のお気に入りの人たちしか出入りを許さなかったそうです。ここに接した狩猟場に農村風の建物を建て、家畜を飼い、野菜を植え、その生活を楽しんだとか。あの贅沢三昧のアントワネットが・・・と思うとちょっと親近感がわきますが、その「村」の制作費用も莫大だったとか。

最初に訪れた時は、ヴェルサイユ宮殿の後ろにこのような広大な敷地があることを全く知りませんでした。テレビのハイビジョンでみた人工的な美しい自然がとても気になって一度訪れたいと強く思っていました。そのために一日間を見学にあてましたが、まだまだ納得いくまで見れたわけではありません。でも、叶わないと思っていた夢がこうして見られたことに満足しています。

★アンジェリーナのケーキ

Cimg7612行列ができるというパリ・アンジェリーナ(Angelina)のモンブランをヴェルサイユ宮殿のカフェでゲット!ただ場所が宮殿の一角のスタンドでスプーンはプラスチックだしティーも紙コップだし、ちょっと味気ないけどアンジェリーナだからこれでよし!ウィーンのモンブランとどちらがおいしいかわくわくしてスプーンを入れると、栗の下には濃厚なマロンクリーム、底の台はさっくりしたメレンゲで、しっとりしたスポンジ台がありません。??? 栗の味が薄くてクリーム部分が甘すぎて全部は食べきれませんでした。6.9€でちょっと高め。軍配はだんぜんウィーンに!栗の季節だしあれほど期待したのに、夫のタルト・シトロンの方がおいしそうでした。

★オニオングラタンスープ

Cimg7702前菜に出てきたオニオングラタンスープはまさにパリの味です。ブラッセリーだったせいかちょっとコクが足りない感じがしました。

家で作るときは玉ねぎを40分間炒めます。自己流料理人の減らず口ですが、これはそれほど炒めていないような・・・。ケーキもですが、その土地の味の好みがあるんですね~。器も壺の形をしたものが多いようです。これがパリなんですね~。

それでもオニオングラタンスープなら毎日でも飽きません。いろんなお店で食べくらべてみます。

宿に帰り着いたのは9時過ぎでした。12時間も歩き回り、パリの郊外ヴェルサイユをたっぷり楽しみ気分は爽快です。

★ミュージアム・パス

Cimg8158ミュージアムパスは連続4日間有効が50?、2日間有効が35€で、空港やインフォメーションセンターや美術館で購入できます。昨日のオランジュリー、ルーブルもこれで入場しました。

通常料金はベルサイユ宮殿入場料15€、トリアノン入場料10€ですが、ここもミュージアムパスがOKでした。なかなか使い勝手のいいパスです。
















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