かって娘と訪れたイタリアで、その歴史と芸術に圧倒されて以来ずっとイタリアを思い続けていました。塩野七生さんの著作にぐいぐい引き込まれ、ルネサンスの美術書を見るたびにその思いは深まっていきました。
そして、トレビの泉で肩越しに投げたコインの効き目はやっと10年経ってから表れました!
成田発13時25分、JALは快晴の中をアムステルダム経由でミラノに向かって出発。アムステルダムまで12時間。ここで待ち時間3時間。さらにミラノへ向かって2時間飛びました。
飛んで、飛んで、飛んで、食べて、食べて、食べて、飲んで!少し寝て。
映画も未公開のものも含めて、観ました、観ました、観ました!
シートの面積だけが自分の居場所。念のためにシートベルトをしてほぼ軟禁状態です。
機内食2食とドリンク、おやつタイムと、客室乗務員さんは、ワゴンを押して回ってまさに食の世話係。さわやかな美しい笑顔に救われます。
各空港では、セキュリティチェックが相当に厳しく、何度関門をくぐったやら・・・。写真はアムステルダム空港。そろそろクリスマスのイルミネーションもちらほら。
ミラノのホテルに着いたときは、自宅を出てからすでに一日が経とうとしていました。ツアーのグループは36名。こんなに難儀な道のりでも、スーツケースはシールの跡がべたべたと、ヨーロッパ大好きの人たちばかりのようです。
明日のモーニングコールは6:45。出発は8:15。「うわ~っ、はやーっ!」の声があちこちで。
でも、旅の疲れもものともせずに、みんな涼やかな顔でメモを取っていました。これから8日間、スーツケースを開けたり閉めたりの忙しい日が続きます。