お客さんからのご依頼で、PENTAX 75SDHF鏡筒に同じPENTAX 150ED専用の太陽投影板を取り付ける加工を考えています。ただ一つ問題なのは、太陽投影板が意外に重量があり、仮に取り付けてもバランスが大きく接眼部側にシフトしてしまいます。実際の観測ではクランプガ十分に効くものであれば、大丈夫だとは思いますが、簡単に緩んでしまうような架台だと、回転してしまうので、ちょっと困ります。赤道儀は同PENTAX MS-3ですが、クランプの効きは悪くないので、大丈夫だとは思います。また筒先にウェイトに匹敵するものを取り付ければ、さらに良くはなるでしょう。
75SDへの取り付けは、2枚の円盤を挟むように鏡筒バンドを制作して、その円盤とバンドを固定すればOKです。これで実際に太陽を投影してみましたが、12.5mmアイピースでは、10cm以上の太陽面が投影されて黒点などが明瞭に分かります。私のアストロカーにも大きな太陽投影板が付属していますが、今まで一度も使ったことがありません。太陽投影板を使うのは、安全であり、数名が一度にそのイメージを見られるので、学習効果としては高いものがあります。
まだこの太陽投影板は、数点在庫していますので、ご要望の方がいたら販売もしますし、特注製作でその望遠鏡に合わせて取り付けができるように部品製作もします。太陽のHα像を見せて話をする際には、合わせて白色光の太陽面を見せれば、どのイメージがどれほど貴重なもので、太陽の本当の姿を知ってもらう意味でも高い学習効果を得られます。
最近はペンタックス関連の部品の注文や製作依頼が多いですが、これから作ろうと考えているのは、アリガタレールをダイレクトにBH-75に取り付けるものです。ちょっとサイズ的に厳しいところがあるのですが、何とか作れそうなので、近いうちに製作して販売します。
しかし、もう9月12日ですが、午後6時前で店の室内温度は、29度もあります。こんなのあり得ません。9月に入って、もう夏も終わりだと思っていましたが、最近また暑くなってきて、8月初旬より暑いです。一体今の日本はどうなってしまったのでしょう。バリ島に2年ほど滞在していた頃は、夜は涼しくて快適でしたが、今の日本は赤道直下より暑いです。もはや異常としか言いようがありません。多分この暑さが続くなら来年は、クーラーを入れないと過ごせなくなりそうです。最近、台風が静かになっていますが、12号が猛烈だったので、そんなのが日本を直撃すると、今後は住む場所も考えないといけなくなりそうです。
今年の星フェスは、11月開催ですが、寒いどころか、暑くもなく寒くも無くで快適な星フェスになりそうです。後は天気の心配だけです。
