昨夜は、山梨の石和温泉にある「シャトレーゼホテル石和」で宇宙観測車によるスターウォッチングをやってきました。残念ながら生憎の天候で雨も降っていたので、通常の駐車場から急遽ホテル入り口の屋根のある場所へ移動させて開催しました。参加者は14名だったこともあり、全員車内に入ってもらい、無事に開催ができました。内部には春先のリフォームでベンチを設けてありますが、さすがに14人プラス1名が入るのは、狭く感じます。しかし、それでも参加者は熱心に話を聞いてくれたので、有難いことです。石和では月に1〜2回開催していますが、今年に入って一度もまともに晴れた事が無くて、参加者には本当に気の毒ではありますが、自然現象ですので仕方ありません。
それで画像の話ですが、昨夜のスターウォッチングの際に参加者にはポストカード数枚と星座早見盤、ビクセンのクリアファイルやステッカーなどを配布していますが、ホテル側が考えて参加者にはドリンクサービスとこの画像のシャトレーゼのスィーツセットを渡しています。貼付してあるアストロカーのシールもわざわざ作ってくれたものです。石和での参加費は、小海と違って@1,500円(大人)なのですが、これだけのサービスをしてくれるスターウォッチングは、皆無だと思います。こんなサービスは、特に悪天候で星を見られなかった時こそ必要なもので、それをホテルが私の思いを汲み取ってくれて独自にやってくれているのは、感謝しかありません。
仮に長野県のホテルなどへ呼ばれて行ってやったとしても、ガイドに任せっきりにして、そんな気遣いまではまずしないでしょう。他の宿泊施設へ呼ばれて行っても、常に感じるのは、参加者に何をすれば喜んでくれるのか? という部分を全く考えないということです。これは私のスターウォッチングも常にそれを考えてやってきています。電視観望で170インチスクリーンを使っているのも、外にビクセンのポルタを6台置いて自由に使ってもらうのも、大型双眼鏡も設置しておくのも全てその考え方からです。ポストカードも作れば費用がかかりますが、参加者の記念にもなるので、その費用が主催者からは出なくても自主的にやっています。
星ナビ11月号に今年の星フェスの広告が載りました。と言っても原稿を制作したのは、店主です。ただし、その内容は編集部のKさんに大分助けられて綺麗にまとめてくれています。この広告に何故か当店の広告が載っていますが、それはその広告費を当店から寄付として出しているので、一部その広告を入れさせていただいております。星フェスはその予算は結構厳しい中でやっているので、人様の善意に頼らないと成り立たないのです。特に今年は多くのボランティアがその運営などを助けてくれています。イベントプログラムの中で一般参加者に楽しんで星を見てもらおうとユニークなものがいくつもあります。これまでの星イベントには無かったことなので、ある意味画期的な試みです。それがうまくいくかどうかは別としてです。
星フェスの開催まであと1ヶ月ほどです。長かった準備期間が残り僅かとなり、いよいよ開催に向けた最終準備段階へと入ってきます。日本の大きな星イベントでは今年最後となる星フェスですが、後は自然がそれに味方してくれるかどうかでしょう。