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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

雄山3003mの登山

2011-04-22 17:24:46 | インポート

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昨日から泊りがけで「立山黒部アルペンルート」の室堂へ行ってました。立山三山の雄山へ今朝一番で登りましたが、予想通りの厳しいコンディションでした。室堂山荘から一の越まではトレースに沿って登っていけばいいですが、一の越から雄山山頂までは雪面が硬く、アイゼンがやっとささるような状態でした。強風と極寒のなか、ピッケルで体勢を維持しながら慎重に登って無事に降りてきました。コースタイムは登り2時間、下り1時間ほどでした。山荘では往復4時間と言っているそうです。

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山頂は所々、数日前に積もった新雪がたまって真冬の状態さながらでした。室堂の掲示板に書いてありましたが、18日に登山者が富士の折立付近(2999m)で500mほど滑落して死亡したそうです。実際自分も登って感じましたが、斜面がガチガチでピッケルも力いっぱい打ち込まないと刺さらない状態でしたので、転倒すれば急斜面ですので、即滑落です。風も凄かったので、写真をちょっと撮っただけで直ぐに下山しました。朝5時に出たので、さすがに下るまで誰も上がってきませんでした。これだけコンディションが厳しいと、中高年のおばちゃん達はさすがに登ってきません。室堂では多くのグループを見ましたが、いずれもスノーシューを装備した雪上トレッキングのようです。

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表示板先に見えている山は、槍ヶ岳です。天候はうす曇でしたが、遠くの山々が良く見えました。GWに登山を予定されておられる方は真冬の装備が必要と考えて準備されたほうがいいでしょう。今日も途中「麦草峠R299」を超えて戻ってきましたが、驚くことに吹雪でした。午後2時頃です。まだ昨日開通したばかりです。来週早々にでも白駒池の様子を見てきますが、高山はまだ雪が降る可能性大です。

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立山名物の「雪の大谷」です。今年は去年より2m高い17mだそうです。雪の壁がそびえたっていました。午前10時~午後3時頃までは「雪の大谷ウォーク」ができます。GWでもまだ相当雪が残っていると思いますので、楽しんでください。立山は標高が高いこともありますが、空気が澄んでいる上に雪がまだ残っていますので、星景写真を撮るにはお勧めできるポイントです。聞いた話だと、このアルペンルートも震災の影響をモロに受けているそうで、例年の3~40%ほどお客さんが減っているそうです。私が扇沢からトローリーバスに乗った時には2台で私一人しか乗っていませんでした。まあ、乗った時間が午後3時過ぎでもあったこともありますが・・・、驚きました。


Kenko SkyExproler EQ6proの極望コンバート

2010-11-21 13:42:05 | インポート

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前回に引き続きKenkoEQ6proの極望コンバート加工をお受けしております。ご存知かとは思いますが、当方でできることは赤道儀とスカイメモ極望を繋ぐアダプターを製作することだけで、後の調整はご依頼者様がすべきものです。標準で付属しているビクセンGP互換の極軸望遠鏡と同じ方法で調整しますが、別途「0.89カメラレンチ」を3本ご用意していただく必要があります。これを使ってパターン調整をします。極軸体を回転してもパターンのセンターが中心目標からずれないように調整すればOKです。本来は、極軸体と極軸望遠鏡のセンターを出してからパターンを調整するのが完璧ですが、このタイプのアダプターではその機能はありませんので、必然的に極軸体を回転させてセッティングすることになってしまいます。


そうしないで、極望のみを回転させてセッティングをするには、完璧に極望と極軸体のセンターを出す必要がありますが、もっと複雑な調整機構を持たせる必要があり、もはや一般的ではありませんのでそこまではしておりません。この極望のコンバート加工はお受けいたしますが、こういったことをご理解いただいた上でご依頼をお願いいたします。まだこれから少しづつ研究をしてより使いやすいものを考えてご紹介させていただきたいと思います。


極望のコンバート加工・・・補足

2010-06-29 21:54:00 | インポート

コメントにもお問い合わせがありましたが、目盛り環をそのまま生かしたいということでも加工は可能です。今回数件お受けしたものは外して取り付けていますが、残したままアダプターを製作して装着できるようにもできますので、ご要望される場合にはそのようにお知らせください。


昨夜は好天でしたが・・・・

2010-06-13 08:15:41 | インポート

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昨日の日没直後の絵です。日没後はほぼ快晴でした。この時期は午後6時過ぎには薄明も終了して撮影できる暗さになります。寒さはそれほどではなく、日本の11月くらいの感じかもしれません。零下にはなるほどの寒さにはなりません。ただし、テカポはもっと寒いでしょう。今居るところはテカポから4~50分走ったところにある「Twizel」という小さな町です。ここはテカポとクック村の基点ともなるところで、日本からの団体ツアーが良く泊まっています。

ここで撮影するようになってからテカポへ行くことはほとんどなくなりました。ここは天候も良く、寒くないことや撮影地の選択にことかかないところが良いです。また宿泊施設もテカポは高いですが、ここはどちらかと言うと観光客からすると一種の通過点でしかないので割合静かですごしやすいです。

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昨夜は素晴らしい透明度でした。プカキ湖に映る宵の明星がとても美しいです。夜見ても分かりませんが、天気の良い日にはミルキーブルーの美しい湖を見ることができます。テカポ湖も同じで、氷河によって岩盤が削り取られたものが湖に流れ込んでこの色を作り出しているそうです。画像では分からないのでまた日中撮影した画像をアップします。


お粗末ですが・・・NZからのファースト画像です

2010-06-10 20:28:37 | インポート

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今日10日は雲が多くて夜間の撮影は諦めていたのですが、夕方になって突然晴れてきました。すぐに準備をしていつもの撮影場所へ出かけてセッティングをしている間にまた曇ってきました。セットするまではほぼ快晴に近い空だったのですが・・・結果撮れたのがこの画像です。雲の隙間から撮影しました。アストロトラックがどうも調子悪いです。理由は良く分かりませんが、何とか使えそうです。6年ぶりの極軸合わせでしたが、あっけなく終わりました。


やはりここの星空は最高です。南十字とケンタウルスαβが天頂に見えるのは圧巻です。このまま晴れていれば夜半過ぎには”いて座”の銀河が天頂に来て、まさに天を真っ二つにするように銀河が輝いて見えます。ここで見る天の川は凄いです。雲間から見える天の川が光って見えます。初めて見る人は”あそこだけ光ってみえる”と言うくらいです。


明日からまた数日くらいは天候が良くないです。星の撮影だけなら天候待ちはつらいものがあります。驚くことにこの時期にも日本からのツアー客が居ます。冬も綺麗と言えば綺麗ですが・・・、一般の旅行者には夏のほうが遥かに楽しめると思います。スキーやボードを目的として来るなら分かりますが・・・。人それぞれ楽しみ方が違うということでしょうか。


画像データーを忘れていましたが、EOS5DMkII、EF35mm/1.4Lです。時間が無かったので開放1600ASAです。


来週からテレスコ工作工房はしばらくお休みいたします!

2010-06-05 14:12:44 | インポート

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ニュージーランドへ所用と撮影にでかけますので、しばらく工作自体はお休みです。ただし、現地からのブログは時折アップいたします。興味がある方はご訪問ください。上の画像は今回の撮影などで持っていく荷物です。かなりコンパクトに収めました。総重量は35kgです。うち10kgあるゼロハリケースは機内持ち込みしますので、受託手荷物は25kgです。通常機内には7kg(エコノミー)持ち込みで、受託は23kg制限ですが、私の場合はスターアライアンスのゴールドメンバーですので、それらの倍の46kgと7kgX2個で総重量60kg持って行くことが可能です。それを考えると35kgは全然少ないですが・・・、これで十分です。荷物が少ない分気軽に行けるからです。


普通の海外遠征などをされる方は必要なものを持てるだけ持っていますが、私の場合は逆に何を減らすかを考えながらパッキングをしていきます。上の画像で最低限の撮影機材とその予備もかなり入っています。赤道儀は1台しか使わないですが、予備として改造したスカイポートも持っていきます。何事もなければ使わない機材です。海外では何が起こるか予想できない部分がありますので、電源類も必ず2種類もっていきます。電池で動作するものでも、予備としてDCケーブルを入れておきます。それと工具類も必要です。


撮影用カメラは2台です。レンズは6本で望遠系は1本もありません。良くある南天の星雲星団などは撮影対象ではありません。贅沢な話ですが、欲張った撮影は逆に何も得られずに終わりますので、敢えて対象を絞っています。他の用事もありますので星の撮影に割けるのは1週間ほどです。そのうち何日晴れるか全く分かりませんので、最低3日撮影できれば良いと考えています。


タカハシEM200他用汎用ピアー架頭を製作しました

2010-05-31 17:57:28 | インポート

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タカハシのEM200用のピアー架頭ですが、このままだとまだ完成しておりません。この後必要に応じて他社製のピアーに載せるための加工をご要望に応じて行います。このピアー架頭のモデルはタカハシ純正のピアー架頭です。よって上面は全くといって同じように作っています。サイドの固定ハンドルはアルミのローレット加工をしたハンドルになっており、2箇所でピアーと固定するようになっています。画像ではやや飛び出ていますが、実際には長さを調整して少し回した程度で固定できるようにします。

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純正のピアー架頭との比較です。外径と高さは全く同じです。後は内側を削ってご要望のピアー脚に適合するように加工いたします。赤道儀の固定は赤道儀に付属している固定ボルトが使えます。予めピアー架頭に赤道儀を固定してからピアーに載せて、架頭サイドの2箇所のネジで固定すれば取り付けOKです。


このピアー架頭に適合するピアー外径はφ120くらいまでです。ビクセンのピアー脚なら全く問題なく装着できるように加工いたします。ご要望の方がおられましたらコメント欄からメアドを添付の上お知らせください。なお、来週早々から海外出張ですので、1台だけなら早めにご連絡をいただければ今週末~来週月曜日には納品いたします。お知らせください。

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本日11日より少しの間お休みいたします

2010-05-11 08:00:14 | インポート

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先日にもアナウンスいたしましたが、本日から来週まで少しの間、当ブログはお休みいたします。現地でネット環境にあればまた書き込みいたします。新製品情報や海外の面白いグッズなどがあればご紹介いたします。ミードの国内販売されていない「Meade LS-8自動導入望遠鏡」、セレストロンの新型HD鏡筒の内容などについてもご紹介したいと思います。


製作ご依頼、お見積もりにつきましてはこれまで通りにコメントへお書き込みください。上の期間中は無理ですが、戻り次第行います。


オンリーワンの機材製作のご依頼について

2010-04-29 18:40:38 | インポート

市販品では満足できない、自分だけのオリジナル機材を製作したい・・・などのご要望がありましたらコメントよりお知らせください。お見積もりをご要望の場合には製作物の形状などをできるだけ正確にお知らせください。コメント欄にメールアドレスを添付していただきましたら後ほどご連絡をさせていただきます。


お見積もりをご依頼される方で金額を提示すると引かれてしまう方が割合多いですが、市販の大量製作品とは大きくことなり、オンリーワンの機材を製作するにはお考えになられている以上に手間暇がかかるものです。リング1個でもきちんと作るとどこでも1万円前後~物によってはさらに数千円程度かかるのは普通です。三脚架台やピアーヘッドなども2万円以上請求されることも珍しいことではありません。


それでもこういったことをきちんと理解された方はご依頼をされますし、完成した時には自分だけの世界に1台しかない機材となるわけですから嬉しいはずです。当方でもできるだけご予算に合うような加工を考えたり提案できることはさせていただきます。


以上をご理解の上、機材製作のご依頼等をお願いいたします。