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高麗橋桜花店主 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主森田龍彦の思ったことを綴る日記のようなものですので個人的感想にとどまるということご了承下さいね。

大阪天満宮 秋思祭。

2007-09-28 | 茶道
 今月25日は中秋の名月でしたね。
 午前中はあいにくの天気で心配しましたが、とても綺麗なお月様を見ることが出来ましたね。

 大阪天満宮では秋思祭というお祭が行われました。
 私が茶道の稽古に通っています境内の梅香学院でも拝服席が設けられ、呈茶が行われました。なんと253名の方に薄茶と月見団子を頂いてもらい、天満宮の巫女さんとともにご奉仕しました。 私も生徒の一人として、たくさんお茶を点てさせて頂きました。多分、半年分くらいを一日で点てました。最後は少し腕がだるかったです。

 でも、かなり手ごたえありです。点てていても、自分でも少しずつスムーズになっているのが分かります。自分で立てたお茶を3度ほど飲みましたが、一番最後に立てたお茶が一番美味しかったです。少し幸せな気分になりました。

 ご奉仕のため、舞などをゆっくりと見れないは残念ですが、ほんの少しの時間だけですが境内で鈴虫の音を聞き、とても心癒されました。皆で盛り上がるお祭も楽しいですが、このような趣向深いお祭も良いですね。
 お茶の精神は大陸の文化と禅の融合から生まれたそうです。そして、日本料理もまさにそうです。ほんの少しずつですが、両方のいろいろと共通するところを感じながら、日本料理というものを理解していきたいと思っています。

 晩御飯は、わざわざお茶席に来てくださったこんぶ土居さんと一緒に、以前から行きたかった「てんま」さんへ。定番のきつねうどんを頂きました。
 
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天満宮の秋思祭

2006-10-08 | 茶道

 最近バタバタしておりまして、なかなか日記が更新出来ていません。農塾の第3・4回目のことや浪速魚菜の総会のことなど、いろいろと書きたいのですが・・。徐々に書いていきます。

 恥ずかしながら、最近茶道を習い始めました。
場所は天満宮内の梅香学院というところで、巫女さん達と一緒にお稽古に励んでおります。まだ割り稽古が終わったばかりで、いよいよ次回から盆略点前のお稽古になります。

061006_1711  6日の金曜日は旧暦の8月15日(中秋の名月)にあたり、天満宮にて秋思祭が行われました。この秋思祭は、菅原道真公の尽忠至誠な御生涯とその風懐を追慕し奉る神事です。 (夜店などが出店するようなお祭りではありませんが、境内のかがり火が日没とともに幽玄な雰囲気を醸し出していました。)

 061006_1733                                                             そして、この神事をご見学に来られた方々にお師匠さん・巫女さんと共にお茶をおもてなしさせて頂くことが、茶道教室の生徒の役割です。約2時間ほどの間に、約250名程の方が訪れて下さるそうです。

 061006_183400                                                             まだまだ未熟な私はお菓子を盛ることを担当させて頂きました。仕事柄、お箸を使っても盛り込みは慣れたものです。でも、折角ですので一度だけ、お茶を運ばせて頂いてお客様にお出ししました。お出ししたお客様は、お母さんに連れられて来た女の子で、お互いたどたどしいやり取りでした。(笑) でも、私にとっても(たぶん彼女にとっても)このように日本の文化を通じてふれあうご縁が、とても素敵だと思いました。

 仕事の関係で最後までお手伝いすることは出来ませんでしたが、普段には体験できないことでしたのでとても有意義な時間でした。限られた時間ですが、私の中で茶道に関わっている時間は癒しの時間となっており、また改めて日本の文化にふれる貴重な時間となっています。また、料理についてもお師匠さんにいろいろとお教えを頂いています。例えば、盛り方・取り方・持ち方・立ち振舞い等、とても些細なことかもしれませんが、とても大切なことです。

 今日のお月様は、とても綺麗な満月でした。なかなか忙しくて意識して空を見上げることも少ないかもしれませんが、是非一度夜空を眺めながら、ほっとした一瞬をお過ごしになって下さい。四季の変化をふんだんに感じることができるのも、日本の素敵な一面ではないでしょうか。

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