古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

高野山紀行 2

2009-06-01 | 旅行
5時近くなりましたので、旅館へ、といってもお寺ですが、入ることにしました。

「国民宿舎」と名乗る巴稜院なる寺院です。インターネットで料金の安い所を探して予約したのですが、安いだけに徹底的にサービスをカット、セルフ・サービスです。客は私たちを含めて4組、外人さんの混じる組が2組いました。彼らもインターネットで探してきたのでしょうか?外人客はよく来るらしく、部屋の使用説明文書は、日本語のほか英語・仏語が記入されています。

さすがに標高820mですから、部屋には暖房が入っていました。

入浴後、食堂の夕食。料理は出ていますが、精進料理で、お酒を頼もうと思ったが寺の人は誰もいない。「こういう流儀か」と諦め、食事をすませて部屋に引き上げた後「やっぱり物足りない」と、町へビールとつまみを仕入に行きました。

7時半頃から、部屋でビールを飲みながら、4人の時事放談です。



「ソマリヤでは、海賊が一番有利なビジネスモデルになっているから、自衛隊が出かけても、モグラたたきじゃない?」

「でも、日本の船がやられるのだから、放かっとくわけにいかない」

「自衛隊を派遣する費用で、ソマリヤに産業をつくるべきだ」

「海賊取締りに、ソマリヤ人を雇うのはどう」

「海賊が応募してくるんじゃない」

「・・・・」

「日本の政治が、おかしいのは、見識のある政治家を国民が選ばないからだ」

「“痛みを覚悟すべき”という小泉を選んだのは国民だ。」

「国民は“痛みが永久に続く”という意味だとは思わなかったの」

「・・・・・」

「要するに考えて投票しない。農耕民族は、隣の家が田植えをしたら、我が家も田植えをする。隣が取り入れなら我が家もそうする。周りと同じことをしていると、考える必要がないから考える癖がつかない。周りと違うことをしなくてはならないとなると、こうすればこうなる。ああすればああなる。と因果関係を考えて決めないといけない。」

「確かに、子どもの頃からみなと同じことをさせる教育だ。小学生が登校するにも、一緒に並んで登校させるからな。」

「登校は一緒のほうが安全じゃない?」

「・・・・」

「GMは倒産だな」

「GMどころか、米国政府も危ない」

「だから、クリントンが最初に日本と中国にやってきた」

「日本が購入した米国債、あれは結局戻ってこないよ」

「戻ってこないから、格好良くどこかへ寄付するとか、処理策を考えないと」

喧々諤々の議論が2時間ほど。夜もふけたので早々と10時前就寝しました。(続く)




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