古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

なごや女子マラソン

2016-03-14 | マラソン
 3月13日は名古屋女子マラソンの日。10時半、家を出て大津通りに降りた。以前は瑞穂競技場発着で、我が家周辺は大津通りの往復と弁天通り、計3回を通るコースだったが、近年は、名古屋ドーム発着で、市内目貫通りを走るコースになり、我が家周辺は大津通りの往復2回のみになった。
 通りへ行くと、太鼓隊も応援の準備です。


中日新聞のスタッフが、ウィンドブレーカー(ビニール製ジャンパー)を配っていた。「これを着て応援してください」これは良い、雨の日に使えるし、記念になると貰い受け羽織る。
「マラソンフェステイヴァルナゴヤ愛知2016。おもてなし沿道応援隊」との文字入りです。
「大丈夫 走った距離は裏切らない!!」との言葉の入った応援カードもくれました。これは一般参加者向けですね。なにしろ2万人のランナーが走る女子マラソンでは世界最大の大会です。といっても、今日は一般ランナーよりも、オリンピッックの代表選手を決めるエリ-トランナーが注目です。10時45分ごろ、10数名のトップランナーグループが走ってきました。
「あれ、野口がいない!」。アテネオリンピック金メダリスト野口選手が見当たりません。
「遅れたんだな」。この大会にオリンピックを賭けると語っていた金メダリストも、2年強のブランクは、いかんともしがたく、トップグループから遅れたようです。
「野口を応援しよう」と次々に姿を見せるランナーのゼッケンに目を凝らすが11番は「来ない!」「不調で棄権したのかな?」。5~6分経ってそう思った時11番が懸命に走っているのが見えました。「野口だ」
この後、コースは28㎞あたりで折り返してきます。折り返せばこの辺りは30㎞過ぎで、例年ここで折り返す選手を見ればほぼ優勝選手が判断されます。11時過ぎ折り返してきました。先ほどは20人くらいの集団でしたが、今度はバラバラで来ます。トップは、ゼッケン1番、昨年優勝のキルワ(バーレーン)です。「昨年に続く2連覇だ!」。
少しあと、日本人選手が2名、14番と17番です。14番(第一生命田中)か17番(てんまや)の優勝だな!それから5~6分して、懸命に腕を振る野口選手の姿を確認してから家に帰りTVを見ました。ゴール5㎞手前です。田中と小原が並んで走っている。「これは、ドームまでもつれ込む」
案の定、勝負は最後のドーム内の直線コースで、わずかに田中が1秒差で小原を制しました。駆け寄る第一生命山下監督。グランドに崩れ落ちる小原選手。近年まれな大接戦でした。
「オリンピックのメダルを狙えるレベル」と増田明美さんが語っていました。
山下監督の愛弟子の勝利をうれしく思いました。バルセロナオリンピックの大会でゴールした直後、「有森選手がメダル」と聞いて見せた嬉しそうな表情を今でもおぼえています。
12時、プールに行こうと、地下鉄の駅まで歩きましたが、通りは延々と続くランナーたち。彼女たちのそれぞれが素晴らしい42.195kmを体験したことでしょう。

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