古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

CT検査の結果と薬剤師の言葉

2015-12-26 | Weblog・人生・その他
 前立腺がんは転移しているか、CT検査の結果を聞きに行きました。
診察券を再診受付機に通すと、「泌尿器科窓口に行ってください」とプリントアウト、それを持って窓口に行くと
「②診察口の前でまってください」とプリントを呉れる。1時間ほど待っていたが、順番が来て入ると、
「CT検査の結果、はっきり転移とわかるものはありませんが、右肺の一部に疑わしい影がみえます。これが真正のがんかどうか、3ヶ月後、もう一度CTを撮ってみましょう。」と言う。「プールに行けば1km泳げるのだから、肺が悪いはずない」と思ったが、ここは、医師の言葉に素直に従う。
「では、3ヶ月後お願いします」。
「治療はホルモン療法を内服薬(1日1錠)と注射(注射は3ヶ月に一度)で」。
放射線照射は、必要なら6か月毎に行いますが、必要があるかどうかは、後日判定します」。
「治療を2年半実施し、あと半年経過をみます」。
「ということは最低3年の治療が必要ということですか」
「そうです」。という。
「それから前回問い合わせのあった前立腺組織の写真ですが、担当の医師がおくってくれました。」
と、PCの画面に組織の写真を大きく映し出した。「ここががん細胞、こちらが正常な細胞です」。
言われてみると、がん細胞は正常部分と明らかに違う。納得した。
薬を飲むだけなら、痛いわけではないから、2年半辛抱して飲んでみるか、と観念しました。
 齢を取ると、具合の悪い箇所は出てくるものですね。

26日午前、向かいの薬局に処方箋を持って薬を頼んだ。
薬を渡してくれるとき、馴染みの薬剤師が言った。
「注射と併用ですね」。良く知ってるなぁ「注射は、正月明けから」
「一生飲み続けるのですね」
「一生?医師は2年半続けてくださいと言ったんだけど」
「そうっ、2年半で治るといいね。でも、この薬止められた人ってうちでは、いなかった」。
彼女の言ってることが正しいのかも。
医師は立場があって、簡単に言えないことも薬剤師は経験に基づきあっさり言えるのだろう。

「副作用で、顔がほてってくるかもね。それに顔が膨らんでポチャとした顔になる」
「天皇陛下の誕生日の記者会見見てたが、顔がまるくなってた。薬の副作用かな?」
「そうかもね。陛下は前立腺がんやったからね」
なにしろ、日本人男性の2割は年をとると、前立腺がんになるという。
今日から、小生の治療の始まりです。