古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

原発再稼動を決める人

2012-04-07 | 経済と世相
大飯原発再稼動が話題になっていますが・・・
3日の新聞記事から思ったことです。
彼らは全員“犯罪者”。本来なら刑務所にいれないといけない。・・・」京都大学・小出助教の発言だそうです。
刑務所に入れろとまでは言いませんが、
原発再稼動を決めるのは、電力会社から献金を貰っていない学者や政治家であってほしい。


中日新聞の「特報」、時々面白いニュースを載せます。4月3日は「事故“犯人”が再稼動旗振り」と題する記事でした。以下、その抜書き。
 原発を再稼動させたい関西電力がつくった安全評価(ストレステスト)を「妥当」と判断したのは、経産省原子力安全・保安院。その作業手順を原子力安全委員会がチェックして、確認を済ませた。
この作業に関った人物たちは、そろって福島原発事故の“犯人”ともいえる「原子力村」の住人たちである。本来テストされるべきは、こうしたムラの住人や閉鎖的な構造ではなかったのか。
 京都大原子炉実験所の小出裕章助教は「原発は絶対安全で事故は起こさないというお墨付きを与えてきた人間たちが、同じやり方で『安全です』といっている状態。・・・もともと想定内のことがらに対して、安全だといっているだけで、まったく意味がない」と断じる。「彼らは全員“犯罪者”。本来なら刑務所にいれないといけない。・・・」。
 自民党の河野太郎議員は「自民党にも民主党にも、電力利権に絡んでいる議員が党の上層部にいるため、再稼動を急ぐなという意見が押さえ込まれている。」
 佐藤栄佐久・前福島県知事は「私の住む郡山市は福島第一原発から50kmも離れているが、場所によっては放射線量が高いまま。事故で影響が及ぶとみる地域を拡大したら、再稼動の意見を尋ねて当たり前」。「政府はとにかく早く再稼動したいだけ」。
 昨年暮れの野田首相による「事故収束宣言。再稼動を進めたい政府にとって、宣言は不可欠だった。事故の収束なしに「再稼動」とはいえないからだ。
 福島県富岡町の沿道勝也町長は「原因が分かっていない段階で、再稼動を言い出すのは理解に苦しむ。また同じことが繰り返される」と語る。
 除染に賠償、町民の雇用確保・・問題は山済みのまま。遠藤町長は「国はやらなければいけないことを何もやっていない」と怒りをこめる。
「日本中に原発がある以上、どこでも福島と同じことがおきうる。」