古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

後期高齢者医療保険は続くの?

2011-12-19 | 経済と世相
『後期高齢者医療保険料に関する大切なお知らせ』と表に記した封書が来ました。
封を切ると、「10万円余」の請求金額が目に飛び込んできました。この年末に10万円もお金を取られるの?詳細を読んだら、この金額を4分割して12~3月の月末に払い込んでくださいというのだ。(10月から75歳になったので半年分の金額です。)
 一度にとられるわけではないな、と思ったが、国保も払うわけだから相当な負担になる。
 どうやってこの金額を算出したのかな?
書類を見てていくと、(昨年の所得金額―33万円)×7.85%(係数)+均等割りでした。
(後期高齢者医療は県毎に運営されますから、係数は県により異なると思います)
 つまり、国保の場合、昨年の地方税×係数+均等割りなのに、後期高齢者は所得の全額から本人分基礎控除の33万円を引いた額に係数をかけている。地方税を基準にする場合、いろいろな控除があるわけだが、後期高齢者では本人分の基礎控除しか認めないというわけ。
 後期高齢者になれば、社会的つながりも少ないから本人分だけの控除でよいという理屈だろうが、私には、国保よりどれだけ増えたか(減ったか)分かりにくくするために思えます(邪推?)。
で、結局、国保よりいくら増えているの?
預金通帳から引き落とし額を確認すると、新年度料金になった7月から3月まで昨年比9000円減っているので、9ヶ月×9000円で8万1千円減っている。今度の請求で10万円余取られるので、結局約2万円保険料が増えた勘定だ。
この制度は、高齢者の医療費の赤字を少しでも少なくしようと、官僚が考え出した制度と私は思っている。
民主党は、前回の選挙で、この制度は廃止すると公約したのだが、今のところ廃止にはなっていない。再来年に国保に統合するといっているらしい。衆議院の任期4年のうちにやれば公約違反にならないと思っているようだ。
当初は直ぐ廃止のつもりだったが、財源が必要とわかって延ばした?
私にとっては、お金の問題ではなく、強制的に配偶者と別の医療保険にするという思想が許せないのです。たかがカネのために、家族を分離してよいという考えが許せない。
ところが、民主党は「何故高齢者医療が悪いのか」という思想を突き詰めず、選挙のためには、後期高齢者制度を攻撃したほうが有利という発想だけで、反対したらしい。
民主党政権が4年持つのか怪しくなっている。だから結局、後期高齢者は継続される?