古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

ラーメンと愛国

2011-12-14 | 読書
【1996年ペルーで発生した日本大使公邸占拠事件・・・
 日本人24人を含む71人が127日間にわたる人質生活を送ったこの事件で、赤十字を通して人質たちに届けられた食料品の中にインスタントラーメンがあった。犯人グループの中には、10代の少女も交じっていた。グループの女性メンバーは、人質に勧められてこのラーメンを「おいしい、おいしい」と喜んで食べたという。ペルーでもインスタントラーメンは、きわめて安い値段で手に入る食料である。だが、この少女はそれすらも食べたことがなかったのだ。犯人グループはMRTAを名乗る共産主義運動ゲリラ組織だが、この少女は極貧の環境から抜け出すために組織に参加していた。
 少女は、初めて食べるラーメンに感動し、これを家族のために持ち替えろとリュックサックに詰め込もうとして、リーダーに叱られてという。結果的には、この事件の犯人たちは、ペルー軍・警察の特殊部隊の突入によって全員射殺された。少女も家族にインスタントラーメンを食べさせることはかなわなかった。】
 なんとも、いたましいエピソードと思いませんか。
 以下は、次のサイトをご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/snozue/20111213

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