古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

とよね・みどり湖ハーフマラソン

2007-10-30 | マラソン
 翌朝は9時前、着替えして会場(民宿前)に行きました。インフォーメーシヨンで、お嬢さんに「給水ポイントは何キロにあります?」、「2kmと8kmで、行き帰り給水できます」、「コースに熊は出ませんか?」、「熊っ?」と一瞬絶句した後「それは運次第ですね」と、にこやかに微笑んだ。
予定より5分ほど遅れて9時35分スタート、ハーフが98名、10km、5kmあわせて400余名が一斉にスタート。お天気は絶好だ。大入川にそって走る。2~3kmでみどり湖が右手に見えてきた。名前の通り、湖水は緑色。3.5kmあたり、もう10kmのランナーが折り返してくる。「蒲郡高校陸上部」のユニフォームの若者たちが数人走ってきた。
 9km手前で、豊橋のお兄ちゃんが折り返して走ってきた。手を振るとにっこり笑って手を振る。日差しの当たる所を走ると、暑くて汗が噴出してくるが、日陰に入ると空気がひんやりする。標高490mだから、まぎれもなく晩秋の気温だ。道は左に山肌が迫り、右に湖面という景色が延々と続く。
 例年より暖かいためか、今年はまだ紅葉の時期には早い。
 新豊根ダムの水門が見えてくる。ここが中間点で折り返し、腕の時計を見ると1時間2分を指している。順調だ!コースはなだらかな上り下りがあるが、ほぼ平坦で、走りやすい。それに1km毎に距離表示がある。良いコースだ。こんな山中の県道まで舗装整備した日本の経済力は(道路行政に批判はあるものの)なかなかのもの。ダムの水の落ちる先の佐久間ダムは、合併で浜松市になり、西方の稲武町は合併で豊田市。いわば豊田市と浜松市の狭間にあるのが、この過疎の村だ。など、思いつつ走る。
 後8kmの表示。ここが給水場。紙コップ半分の水を飲み、また駆け出す。そこから6km、後2kmの表示。最後の給水をした。
 ゴール前50mで直角に曲がり、ゴールが見える。スタッフがテープを張って左右に立っている(人数が少ないので一人ずつテープを切らせる余裕があるのだ)。最後の力走、大きく手を広げてテープを切る。腕のストップウオッチは2時間5分44秒だった。平均時速10kmで21kmを駆け抜けたことになる。振り返って帽子を取り、コースに向かって一礼した。
 すぐ豊橋のお兄ちゃんが来て「どうでした?」、「2時間05分44秒だ」、「あれっ、良いタイムが出ましたね」
 お兄ちゃんは1時間30分を切って9位に入ったと掲示板で知る。サービスの豚汁を頂き、一旦、民宿に戻って着替えした後、会場に来て、名物の五平餅を頬張りながら、ゼッケン番号による抽選を見ていた。1時終了。

1時15分、民宿のご主人が飯田線の駅まで送ってくれて帰途につきました。