古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

豊根村

2007-10-29 | マラソン
 28日は「第1回とよね・みどり湖ハーフマラソン」に出場することにしました。
 豊根村は、愛知県北設楽郡で、長野・静岡県との県境にあります。みどり湖とは、天竜川に流れ込む大入川という川に昭和48年作られた新豊根ダムの愛称です。このダムは、佐久間ダム湖との高低差約200mを利用して最大出力112.5万kWの発電をしています。夜間に佐久間ダムの水をポンプで汲み上げ、昼間に発電放流する、いわゆる揚水式発電所です。
 大会出場を決めたのは、北設楽郡で最初のハーフマラソン大会。同郡は小生の生まれ故郷なので、郷里の大会、これは出場せねばなるまいと、前日の27日、ジパングクラブの3割引の切符を購入し、雨の中、豊橋経由飯田線の東栄駅に降り立ちました。
 駅の近くに「東栄病院」という町営病院があります。長兄が9月以来体調を壊し入院していますので、見舞いに立ち寄りました。義姉が「豊根村、送ってあげるわ」と言うので好意に甘え車で30分あまり、2時前に豊根村役場前の民宿に着きました。
 「今日は何人予約が入っているの?」。ご主人に聞くと「7人です」。5時、入浴をすませてから夕食。ご主人と7人のマラソンランナーが揃って、お互い初めての顔あわせですが、話が弾みました。
 一番若いのが豊橋から来た25歳の青年です。彼と私がハーフ出場で、他は10kmと5kmの部に出場です。
「一番若いのと一番年寄りがハーフに出る訳ね」と小生。「一番若い人は入賞してよ。記録証をコピーして我が宿に掲示するから」とご主人。ご主人は多治見市(今夏日本最高気温を記録した)に住んでいたが、5~6年前脱サラして、奥さんの在所(この地)で民宿を始められた由。明日のコースを説明してくれた。
 「役場前。家の前、からスタートして川沿いに新豊根ダムの水門あたり迄走って折り返します。人家が少ないため、応援に出る人はほとんどいないでしょう。人は少ないが猿は多いから、黄色い声で応援してくれるかも。」
 「猿が出るのは構わないが、熊が出たら困る」と内心思いながら聞いていました。
「コースの大部分が、片側山で片側湖です。だから変化が少なくて、疲れやすいかもしれませんね。でも高低差は20~30mですから平坦です」
 「豊根村は先般、日本一の小さな村と言われた富山(とみやま)村を合併しましたが、それでも人口1500ぐらい、小泉内閣の構造改革で、”白タク特区”に指定されています。全国でも2~3箇所と思います。役場に登録しておくと自家用車でタクシーが出来ます。村内の茶臼山は愛知県の最高峰で1415m。この辺は標高500m弱です。病院はないが診療所があります。若い医師が交代で来ていて、この間、きれいな女性が来たというので、私も診察に行ったら、もう若い坊やの医者に代わってた」(つづく)