古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

桶狭間と有松

2006-05-30 | 旅行
 添付写真は、桶狭間古戦場公園です。前方は民家が公園の直ぐ傍に立っています。前方だけでなく,東西南北、いずれも民家が立てこんでいるのです。これが、永禄3年 今川義元が、風雨の中で信長軍の急襲を受け、首級をあげられた田楽狭間の今日の風景です。
 26日、住宅のOさんに声をかけられ、シニア・クラブのハイキングに付き合って、桶狭間と絞りで有名な有松の町並みを見てきました。
 ジイサン・バアサン13名が打ち揃い、栄のバス乗り場で10:35発の高速バス(名古屋都市高速を走るバス)に乗車、高速に乗るまで30分ぐらいかかるノロノロ運転でしたが、乗ってしまうとあっという間に目的地。バス停を下りると4~5分で、写真の公園に着きました。
 本当に小さな公園で、一目で見渡せる。一渡り見渡したあと、シートを広げて座り込み皆で持ってきたお弁当と、若干のお酒・ビールを頂く。
 松平アナウンサーなら、ここで「その時歴史が動きました」とやるところですが、我々は、ハーモニカの伴奏で「故郷」、「紅葉」、「牧場の朝」と、Oさんの用意してきた歌詞カードを見ながら唱歌の合唱。60年前に戻った気分でした。
 その後,10~15分歩いて、有松絞り(日本の絞りの90%を生産という)で有名な有松の古い町並みを散策。「有松絞り会館」に入って、有松絞りの制作工程を見学。中年の女性と一人はかなりのおばあさん。話し掛けると「もう91ですよ。80年以上 この仕事やってます。」
 「ふーん」と感心していたら、どっかで見たような顔立ちのTシャツ姿の男性が
入ってきた。
 万歩計をかざして隣の人と「もう1万何千歩です」とか言っている。
 あっ、そうか!今、NHKTVで放映中の「てくてく街道旅」主演の岩本さん(元サッカー選手)だ。
 この番組、ご覧の方もあるかと思いますが、お江戸日本橋から京都まで、昔の東海道53次を歩いて、毎日レポートするという番組です。今、「有松の宿」に着いたところのようです。
 やがて、カメラと照明担当が入ってきて撮影を始めた。TVに映るときまりが悪いと、脇に避けた。
(29日に再放送で、この場面を見ました。私は映っていませんでしたが、仲間の一人が映っていました。)
 帰りは、名鉄電車に乗ろうと有松駅まで歩きました。駅はすっかり綺麗な建物になり駅前は大きなスーパーが立っていました。考えてみると、名古屋に来てから50年余にもなるのですが、桶狭間を訪れたのは初めて。有松駅も(電車の窓からは何度も見たが)初めて。
 駅の周りをフェンスが立っているので、入口に入ろうとぐるっと回って、入口な
し。反対向きに回っていた!歩行者向けの標識がない!のはケシカラン。結局、スーパーからの歩道橋で駅へ。ここの都市計画は歩行者を相手にしていないらしい、と憤慨したのが、この日唯一の不快事でした。