古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

韓国語

2006-05-29 | 放送大学
 放送大学の韓国語の面接授業(週一回5週)に出席しました。
 放送授業というものは,他の科目は良いのですが、外国語は学び難い。語学だけ
は、面接でないとなーと思って、今回、韓国語を受講することにしました。(今月は真面目に学生をやっています。)
 以下、「韓国語の何処が面白い?」と仰る方に。

 壁に掛ける。
 電話をかける。
 声をかける。
 お金を賭ける。
 催眠術をかける。
 会議にかける。
 裁判にかける。 
 命をかける。
 望みをかける。
 エンジンをかける。
 これらの日本語を韓国語に翻訳する場合,「かける」という動詞は、総て「コルダ」で済むのです。
 英語に堪能の方、上記の日本文を試みに英訳してみてください。
動詞は皆異なるのではないでしょうか?

 かくも日本語に似ている言語が存在するってことが、私には奇跡的と思える。こんなにそっくりな言語があるなら、その実体を知りたいと思うのは当然でしょう。
 学問的には、日本語との系統関係は証明されていないそうですが、元は同じ民族
が、太古に、半島に一部が残り、一部が日本に渡ってきたとしか思えないのです。
 「祖国とは国語」とは藤原正彦さんの言葉ですが、「言語は民族」ともいえるのでは?
 授業は、講師の原語で「『アリラン』を歌いましょう」で始まり、ハングルの読み方を習った後、最後に「もう一度『アリラン』を歌いましょう。今度は歌詞をハングルで読めましたか?」で終わりました。

 余談ですが、太古には同じ民族であった(と私は思う)のに、拉致問題とか靖国
問題とか、いがみ合っているのは、まことに残念な現実です。

 本稿は「ハングル入門の入門」(PHP新書)を参考にしました。