古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

ライブドアvsニッポン放送

2005-02-25 | 経済と世相

尾張名古屋のNOZUEです。
 今週出た週刊朝日で、ライブドアvsニッポン放送問題について、田原総一郎さんが

「これは世代間戦争だ!」と述べていました。
 同感です。別に、堀江ファンでもないし、ニッポン放送を誰が経営しようが関心はな
かったのですが、過熱する報道を見聞きしているうちに、堀江さんの言っていること
は分かるんです。でも、フジTV側の経営者の言っていることは、私にはまったく理
解できません。まして、大物政治家の発言には、堀江さんが言っているように「なん
でそんなことする必要があるの?税金使って!」という気持ちです。
 後者の方々は、大体私と同年輩か少し若い人たちで,堀江さんは私の子供より少し
若い!世代から言うと、政治家に同感する筈ですが,今回は、子供の世代に軍配を上
げたい。
 だって、そうでしょう。「従業員は嫌がっていますよ。」だって!何処の会社に、
社長や会長に向かって、「会長が辞めてもらって、堀江さんが会長になるのって素敵
ですね。」というサラリーマンがいますか!
 新株予約権だって!それって禁じ手ですよ。いうまでもないことですが、企業の実
態が変わらないのに株数が増えたら、一般株主の一株当り資産価値は希釈されて、減
少してしまう。増資は事業を行うために資金が要る時行うもので、自分たちの経営者
の地位を守るために、一般株主の利益を損なう増資を平然と行う経営者は経営者の風上におけない!
 政治家もそうでしょう。今まで、彼らがやって来た「経済のグローバル化」と言う
のは,早い話、外資が日本企業を企業買収し易いように経済社会のルールを変更する
ことだった。外資が企業買収するときは、なんにも言わない。それどころか、新生銀
行のように、国民の税金を持参金につけて、外資に買ってもらった。堀江さんは、3
0代の若造かもしれないが、日本人だ。日本人が企業買収をして何が悪い!
 株の取得に時間外取引をしたから悪いと言っても、合法的(と金融庁も認めてい
る)なんでしょう。それが悪ければ、法律を代えれば良いが,改定する前の行為を非
難するのはフェアでない。
 外資がマスコミを支配するのが問題だ、と政治家が言う。しかし、今回の買収の資
金を提供した外国証券会社は、金儲けをしたいだけで、マスコミを支配して日本の世
論をどうこうするという意図があるとは思えない。外資より政府がマスコミを支配す
る方が、よっぽどこわいことは、第二次大戦中に起こったこと振り返れば明らか。
 堀江さんが、フジTVと提携して何をやろうとしているか明らかにしないのがケシ
カランという向きもありますが、明らかにしたら、プロ野球球団の買収のように、横
取りされちゃうでしょう。

 というわけで、最初はそうでなかったが、今や堀江ファンになりました。
彼の健闘を祈る!