古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

口熊野の風とともに

2005-02-24 | マラソン
 第10回紀州口熊野マラソン(フル)に出場しました。以下、ご笑覧ください。
 新大阪駅前のホテルに前泊して、6日朝6時,駅の団体待合室に集合。6時10分マ
ラソンツア・バスは出発しました。高速の環状線に乗り、岸和田から阪和線を南下、
紺碧の紀伊水道を右手に見て、梅の名産地で知られる南部(みなべ)のIC。ここで
42号線へ下りて南に、会場の上富田町役場に着いたのは9時10分頃でした。
 この大会は3年前と6年前に出場し、今回が3回目。スタートはフルが10時、
ハーフが11時である。今日の招待選手は弘山晴美さんだが、1週間前に大阪女子マ
ラソンを激走したばかりだから,フルには出ないだろう。多分ハーフに出場だから残
念ながら彼女の走りは見られない!
 約970名のランナーがフルに出場。10分ほど前にスタートラインに行く。今日
は雲一つない晴天だ!1週間前から風邪を引き、その所為か腰痛まで出た。ほぼ治っ
たとは言うものの、1週間全然練習できなかったので、昨日一週間ぶりに、10Km
ジョグで体力を試したばかり。今日は制限時間(6時間)一杯でも良いと一番後ろに
並んだ。スタートの号砲が鳴っても、皆さんまったく慌てない。ゆっくり歩き出し
た。紀州の人は気の短い人は少ないんだ!と、ゆっくりついて歩いたら,スタートラ
インで3分半。コースは最初,上富田町(ここは演歌歌手坂本冬実さんの郷里)の町内
をぐるっと回ってから、311号線を東へ。太平記の護良親王ゆかりの大塔村、熊野
古道が昨年世界遺産に指定された中辺路町。安珍清姫の舞台、清姫の郷を走って戻
る。中間点が23Km手前に設定されている(最初町内を回る分、帰途の方が短
い)。
 10Km地点で計測一時間3分だ。順調に走っている。風邪も腰痛もノー・プロブレ
ム。ただ、さすがに風が冷たい!道路の電光標識に「R311 マラソン実施中 ラ
ンナーに注意」の表示が出ている。コース沿いに「ようこそ 口熊野へ」と幟が林立
している。1時間45分で先頭ランナーが折り返してきた。スピードはあまり上がら
ないが、20Km,30Kmと順調。以外に持久力が付いている!これなら4時間半
でゴールかな?と思ったが、やはり36Kmを越えたころから、疲労の色濃い。歩幅
が極端に短くなる。38Km地点の給水場で水を取ろうとした瞬間、よろよろっとし
てしまったので,ボランテイヤのオバサンから「大丈夫ですか?」と声を掛けられ、
きまり悪かった。
 距離で言うとフルはハーフの倍だが、疲労で言うと,倍どころか4倍の感じ!だか
ら35Km過ぎが本当のマラソンなんだ!文字通り顎が上がってくる!時計を見ると
4時間を越えている。でも、なんとかゴールにたどり着いた。
 受け取った完走証には、記録4時間47分45秒、『口熊野の風とともに表記の記
録で完走されたことを証明します。』とあった。順位は42歳以上男子の部で275
位(457名中)でした。

 走り終わってから更衣室で一時間ほど座り込み、動けませんでした。スピードはな
いけど,4時間走り続ける持久力を証明できたことが今日の成果。
 帰りのバスに4時半乗車。白浜まわり(温泉で一泊すると良かった!)で新大阪。
8:43ひかり乗車。10時10分無事に帰宅できました。