古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

青色ダイオード

2004-01-31 | 経済と世相
青色ダイオードの発明者に200億円払えという判決が出たそうです。この判決の意味について考えて見ました。賃金の能力主義についてです。
 プロ野球選手の賃金が能力主義であることは、万人が認めています。でも、プロ野球球団は儲かっているでしょうか。殆どの球団はスポンサー企業からのお金で成り立ち、黒字の球団は少ないと思います。
 本当に、能力に対応する給料を払ったら、会社の取り分はなくなって、利益は出ません。能力を発揮していないからといって給料をマイナスには出来ません。能力を発揮している人、稼いだ人には稼いだ分払っていたら、当然会社の取り分はない。だから、賃金の能力主義はあり得ない。
 世に言う「能力主義賃金」は、能力を口実にする人件費カットに過ぎない。会社というものは、賃金は安い方がいいのであって、能力に相応しい賃金を払おう等とは考えていません。
 そもそも、経営者にとって、大事なことは、能力主義の経営であって、能力主義の賃金ではない。
 能力主義の経営とは、いかにして従業員に能力を発揮させるか?を追求する経営です。能力を発揮させれば、一人の従業員が200億円も稼いでくれることもあります。
 鵜匠の仕事は、鵜に魚を沢山取らせることで、鵜に、何匹の餌の魚を与えるかということではない。
 と思ったのですが・・・違ってますか?04/01/31