古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

女講談師

2004-01-19 | 素晴らしき仲間たち
 今日は、話題をぐっと変えて女講談師の話です。
 埼玉の走友、Kさんからメールが入りました。「18日午前、高槻ハーフマラソンを走る。帰途、名古屋で下車する。名鉄ホールで観劇後、出演中の神田陽子を誘って夕食しないか。」と言う。
 早速「OK}と、返信しておいた。
 18日午後、「今、京都から新幹線に乗った」と電話が入ったので、新幹線口まで出迎えに行き、一緒に名鉄ホールへ。楽屋(という所に初めて入った)で陽子さんに会って予約のチケットを受け取り、ホールに入る。演しものは、左とん平一座、あおい輝彦主演『大江戸人情噺奴と若様』、陽子講談師は狂言回しの役どころだった。
 終演後、Kさんと納屋橋交差点の宮鍵なるかしわ料理の老舗に行く。(グルメの
方、”みやかぎ”の名を記憶され、名古屋にお立ち寄りの際、名古屋コーチンをご賞味ください)座敷に案内され、坐ると、Kさんが小生の耳元に口を寄せ囁く。「後ろ、佐々木信也だよ」、振り向くと後卓の4人連れ、一人は高名なプロ野球解説者だ。Kさんは目ざとい・・・
 7時、陽子さんがやってきて歓談しながら、みそ鍋をつつく。先日高齢でなくなったニューヨーク芸者の話なども。彼女をモデルの講談を陽子師匠は演っている。
 陽子師匠は、1979年2代目神田山陽門下に入門。山陽師匠の『ああ無常!』
(レ・ミゼラブル)を聞き入門を決意したそうです。
 修行は厳しく、気に入るまで帰してもらえない、丸8時間ぶっ通しなんてことも。それからの3ヶ月、師匠のかばん持ちといった日々を経て前座、やがて真打に。
 講談に女性?と私など奇異に感じますが、現在、神田山陽(3代目)一門16人中女性は10人だそうです。講談も女性上位の時代?
 といううわけで、9時まで名古屋コーチンと世間話を満喫し、新幹線で帰るKさんを駅まで見送り一同解散。それにしても、私より一歳だけ若いKさん、スタミナあると感心した次第です。04/01/19