先月首尾よく1stプレス黒レーベル盤を手に入れた「With The Beatles」と「A Hard Day’s Night」のペルー盤は 2ndプレス電波レーベルのモノラル盤も所有しているので、「Please Please Me」に続いて “黒vs電波” の聴き比べ大会をやってみた。
①「With The Beatles」
ペルーの「With The Beatles」は2ndプレス電波レーベルでも160gという比較的重い盤だが、1stプレス黒レーベルに至っては176gというヘビー級クラスで、手に持っただけでズッシリと重みが伝わってくる。マト末尾は両者ともに -7N/-7N で、Discogsには当初 -1N(ラウドカット)が存在するように書いてあったが、複数のセラーにメールして確認したところ、その中に -1Nと書き込んだセラーがいたので、ペルー製のラウドカット盤が存在するなら是が非でも欲しいと思って念のために確認してもらったところ、“-1Nは私の思い違いで 実際は -7Nでした。訂正しておきます。” とのこと。結局、私が調べた限りではペルー盤の「With The Beatles」にラウドカットは存在しないようだ。
実際に聴いてみた感じとしては、黒レーベル盤の方が荒削りで音に力が漲っている印象。特に「Till There Was You」ではギターをつま弾く指先の力がビンビン伝わってきて驚かされた。盤の重量が効いているのか、鮮度が高いのか、あるいは溝の状態が良いのか、どれが理由なのかはわからないが、とにかく黒レーベルの「With The Beatles」の音はパンチが効いていてめっちゃ気持ち良かった。それに対し、電波レーベル盤の方は音自体決して悪くはないのだけれど、黒レーベル盤と連続してかけてみるとややパワー負けしているように感じられた。
②「A Hard Day’s Night」
60年代に作られたモノラル盤の重量を比べると、プレスの古い方が重いというのが一般的だが、私が手に入れたペルーの「A Hard Day’s Night」に関しては1stプレス黒レーベル盤が152gなのに対し、2ndプレス電波レーベルの方は162gと、2ndの方が10g重かった。まぁ肉屋じゃないんだからあんまりグラムを気にするのもどうかとは思うが...(>_<) マト末尾は両者ともに -3N/-3Nだ。
ジャケットに関していうと、上記の「With The Beatles」はどちらも南米特有のサンドイッチ・カヴァーだったが、この「A Hard Day’s Night」に関しては 1stプレスがサンドイッチ式なのに対し 2ndの方はノーマルなジャケットで、しかもめっちゃきれいにコーティングされているのだ。南米産のジャケットは大抵紙質がザラザラなので、このようなツルツル・ピカピカ・ジャケットは珍しい。
黒レーベル盤の音は重心が低く、スケールのデカい雄大なサウンドが超気持ち良い。「A Hard Day’s Night」というアルバムは極論すればジョン・レノンのヴォーカルを楽しむために存在するようなレコードだが、この黒レーベル盤はまさにそんなジョンの声にドンピシャな音作りになっていると思う。一方、電波レーベル盤の方はペルー盤ならではの抜けの良さが印象的で、レンジが広くて切れ味鋭いシャープな音が楽しめる。傾向は違うがどちらも良い音なので私的には甲乙付け難いというのが正直なところ。まぁこのあたりは聴く人の好み次第だろう。とにかく音の良さに加えてディフ・ジャケもカッコイイので、「A Hard Day’s Night」が大好きという人には超オススメの1枚だ。
①「With The Beatles」
ペルーの「With The Beatles」は2ndプレス電波レーベルでも160gという比較的重い盤だが、1stプレス黒レーベルに至っては176gというヘビー級クラスで、手に持っただけでズッシリと重みが伝わってくる。マト末尾は両者ともに -7N/-7N で、Discogsには当初 -1N(ラウドカット)が存在するように書いてあったが、複数のセラーにメールして確認したところ、その中に -1Nと書き込んだセラーがいたので、ペルー製のラウドカット盤が存在するなら是が非でも欲しいと思って念のために確認してもらったところ、“-1Nは私の思い違いで 実際は -7Nでした。訂正しておきます。” とのこと。結局、私が調べた限りではペルー盤の「With The Beatles」にラウドカットは存在しないようだ。
実際に聴いてみた感じとしては、黒レーベル盤の方が荒削りで音に力が漲っている印象。特に「Till There Was You」ではギターをつま弾く指先の力がビンビン伝わってきて驚かされた。盤の重量が効いているのか、鮮度が高いのか、あるいは溝の状態が良いのか、どれが理由なのかはわからないが、とにかく黒レーベルの「With The Beatles」の音はパンチが効いていてめっちゃ気持ち良かった。それに対し、電波レーベル盤の方は音自体決して悪くはないのだけれど、黒レーベル盤と連続してかけてみるとややパワー負けしているように感じられた。
②「A Hard Day’s Night」
60年代に作られたモノラル盤の重量を比べると、プレスの古い方が重いというのが一般的だが、私が手に入れたペルーの「A Hard Day’s Night」に関しては1stプレス黒レーベル盤が152gなのに対し、2ndプレス電波レーベルの方は162gと、2ndの方が10g重かった。まぁ肉屋じゃないんだからあんまりグラムを気にするのもどうかとは思うが...(>_<) マト末尾は両者ともに -3N/-3Nだ。
ジャケットに関していうと、上記の「With The Beatles」はどちらも南米特有のサンドイッチ・カヴァーだったが、この「A Hard Day’s Night」に関しては 1stプレスがサンドイッチ式なのに対し 2ndの方はノーマルなジャケットで、しかもめっちゃきれいにコーティングされているのだ。南米産のジャケットは大抵紙質がザラザラなので、このようなツルツル・ピカピカ・ジャケットは珍しい。
黒レーベル盤の音は重心が低く、スケールのデカい雄大なサウンドが超気持ち良い。「A Hard Day’s Night」というアルバムは極論すればジョン・レノンのヴォーカルを楽しむために存在するようなレコードだが、この黒レーベル盤はまさにそんなジョンの声にドンピシャな音作りになっていると思う。一方、電波レーベル盤の方はペルー盤ならではの抜けの良さが印象的で、レンジが広くて切れ味鋭いシャープな音が楽しめる。傾向は違うがどちらも良い音なので私的には甲乙付け難いというのが正直なところ。まぁこのあたりは聴く人の好み次第だろう。とにかく音の良さに加えてディフ・ジャケもカッコイイので、「A Hard Day’s Night」が大好きという人には超オススメの1枚だ。