shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「White Album」イスラエル盤

2022-03-21 | The Beatles
 イスラエル盤の「White Album」には4種類のヴァリエーションが確認されている。1stプレスのダーク・グリーン・アップル・レーベル(60年代後半)、2ndプレスのブラック・パーロフォン・レーベル(70年代初期)、3rdプレスのレッド・パーロフォン・レーベル(70年代中期)、そして4thプレスのポートレイト・レーベル(70年代後期以降)である。市場に出てくるのは2ndプレス以降の再発盤ばかりで1stプレス一点狙いの私はかなりの忍耐を強いられたが、ようやく念願のダーク・グリーン・アップル・レーベル盤がイスラエルの大手セラーから出品され、幸いなことに無競争でゲットすることができた。イスラエル盤って音が良いのにあんまり(とゆーか全然)人気無いんでホンマにラッキー(^o^)丿 とゆーことで私は早速収穫物をB-SELSに持って行った。

 私:今日はイスラエルの「White Album」どうですか?
 Sさん:聴きたいです。おぉ、オープン・トップなんですね。STEREO & MONO表記がイスラエル独特ですね。
 私:(「Back In The USSR」がかかる)いかがでしょうか?
 Sさん:いいですねぇ...
 私:自分はこの曲大好きなんですが、もうすぐ始まる GOT BACK ツアーではやっぱりセトリ落ちですかねぇ?
 Sさん:今のご時世では USSR は難しいかもしれませんね。
 私:「Give Peace A Chance」とメドレーでやればいいのに(笑)
 Sさん:今のプーチンを説得できるの、ポールぐらいじゃないですか? モスクワ・ライヴの時に赤に広場に来てたぐらいやし。
 私:あれはプーチンの政治的パフォーマンスですよ。それに、80歳近いポールにそんな責任背負わさんといたげて下さい(笑)
 Sさん:ハハハ...
 私:冗談はさておき、このレコードもやっぱりベースの音が明らかに違いますね。
 Sさん:このA②「Dear Prudence」、ベースがやたらと目立ちますね。イスラエル盤の特徴でしょう。
 私:なぜなんでしょうね?
 Sさん:マザーはUKと一緒なのでビニールの違いぐらいしか思い浮かびませんが...
 私:それとプレス・マシーンでしょうか。イスラエル盤独特の低音はホンマに謎ですね。
 Sさん:もうすぐ閉店時間なのであとはB面だけにしときましょか?
 私:そうですね。
 Sさん:B面は特に好きなので聴いておきたいんです。
 私:わかりました。
 Sさん:それにしてもB面ってポールの存在感が凄いですね。
 私:この頃のポールって「ペパーズ」、「マジカル」、そしてこの「ホワイト」と無双状態ってゆーか、天才が大爆発してる感じじゃないですか。B⑦「Why Don’t We Do It In The Road」の次にB⑧「I Will」ってもう凄すぎますよ。
 Sさん:B⑤「Rocky Raccoon」もいいですねぇ...
 私:たまらんですね、これは。
 Sさん:ラストのアコースティック2曲とイスラエルならではの低音の響きがめっちゃ合いますね。
 私:同感です。やっぱりイスラエル盤の音って自分に合うてますわ。
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