shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

「夢みるシャンソン人形」特集③ 【絶品!知る人ぞ知る隠れ名演編】

2013-11-09 | Cover Songs
 夢シャン大会パート3はみながわ最高顧問のリクエストにお応えして(?)ちょっと変わったカヴァーを大特集。残念ながらヘビメタもボサノバも音頭もありませんが(笑)、その代わりにジプシー・スウィング、ロカビリー、エレキ・インスト、スカといったユニークなヴァージョンをご用意致しました。しかもただ珍しいだけでなくそのどれもが超の付く愛聴盤... 今日は夢シャン・コレクターの私が自信を持ってオススメする “絶品!知る人ぞ知る隠れ名演編” です。

①Django Rhythm
 日本が誇る新進気鋭のジプシー・ジャズ・ユニット、ジャンゴ・リズムのセカンド・アルバム「カヴァー・コレクション」に入っていたのがコレ。大好きな夢シャンをこんなカッコいいジプシー・スウィング・スタイルで聴けるとは...(^o^)丿 2本のマカフェリ・ギターが絡み合いながら持てるテクニックを駆使して原曲の哀愁舞い散るメロディーを変幻自在にスイングさせまくる絶品カヴァーだ。これ以上の名演があったら教えを乞いたい。
Poupee de cire


②Hillbilly Moon Explosion
 フランス・ギャルの夢シャンをあろうことかロカビリー・スタイルで、しかもめちゃくちゃカッコ良くカヴァーしたのがスイスのネオ・ロカビリー・バンド、ヒルビリー・ムーン・エクスプロージョン。ベスト・アルバム「ロー・ディール」のラストを飾っていたのがこの曲で、ストレイ・キャッツを彷彿とさせるダイナミックなロカビリー・サウンドとヴォーカルのエマニュエルの妖艶でありながらキュートな歌声の組み合わせは一度ハマると抜け出せない中毒性を持っている。
Poupee de cire, Poupee de son - The Hillbilly Moon Explosion


③Los Flaps
 スペインのマイナーなエレキ・インスト・バンド、ロス・フラップスが1965年にリリースした4曲入りEPに収録されていたこの夢シャン、ベンチャーズやシャドウズといった英米ロック系ではなくスプートニクスを始めとする北欧系に近い哀愁を帯びたエレキ・サウンドが心の琴線をビンビン震わせる。シンプルなアレンジで聴かせる歌心溢れるプレイがたまらんたまらん(≧▽≦) なぜ他のエレキ・インスト・バンドはこの曲を取り上げないのだろう?
LOS FLAPS - MUNECA DE CERA - RCA 65´


④Die Tornados
 スカといえばまず頭に浮かぶのがホンダCMで一世を風靡したマッドネスだが、まさかあのスカ・ビートで夢シャンをカヴァーするバンドが現れるとは思わなんだ(゜o゜)  ドイツのディ・トルネードス(って読むのかな?)のアルバム「ゴー・アウト・アンド・ダンス」に入っているこの “スカ版” 夢シャンは、リズムに裏から乗っていく独特のスカ・ビートによって躍動感溢れるユニークなヴァージョンに仕上がっていて実に楽しい(^o^)丿 興味のある方は試しに聴いてみたらどうでスカ?
Die Tornados - Das war eine schone party (ska cover)
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