2月にやった “勝手にリンロン祭り” で彼女の「リヴィング・イン・ザ・ USA」を取り上げた時に、エルヴィスとリンロンの “「ラヴ・ミー・テンダー」幻のデュエット盤” をついに eBay でゲット!と書いたのだが、その後色々とあって、今日やっとのことで欲しかった盤が届いたのだ。何じゃい、3ヶ月もかかったんかいな、と思われるかもしれないが、別に郵便屋がサボッていたワケでも、セラーが出し忘れていたワケでもない。2月に落としたブツはとんでもないニセモノだったのだ(泣) ということで今日はホンモノ・ゲットに至る紆余曲折を書いてみたい。
状況を整理すると、まずリンロンがアルバム「リヴィング・イン・ザ・ USA」(1978年)でエルヴィス・プレスリー1956年のヒット曲「ラヴ・ミー・テンダー」をカヴァー、それをアメリカのラジオ局 WCBM の DJ レイ・クウィンがエルヴィスの未発表ラジオ・テープと合成し、20年の時を超えてデュエットさせ、リスナーの大反響を呼んだという。私は「アメリカン・トップ40」の「ロング・ディスタンス・デディケーション」のコーナーでコレを耳にして鳥肌が立つほどゾクゾクしたのを覚えている。何とかして手に入れたかったが、当時の私には非売品のDJ用プロモーショナル・コピーを入手することなど到底不可能だった。
それから約20年が経ち、ネットで海外オークションをやるようになって様々なレア盤の入手に成功してきたが、この盤だけは滅多に出てこず、たまに見つけても£40~£50というエゲツナイ値段が付いており、さすがの私も手を出せなかった。そんな中、リンロン祭りで盛り上がっていた折りも折り、$10で出品されているのを発見して有頂天になりよく調べもせずに落札(←アホや...)、あれほど入手困難を極めた盤が格安無競争で手に入り、何か拍子抜けしながらもブツが届くのを楽しみに待っていた。
1週間ほどで届いた盤は白いレーベルに男女のヘタクソな似顔絵とDUETという赤い文字(←コレがレーベル名か?)、下の方には ELVIS AND LINDA 101 と書いてある。はやる心を抑えて盤に針を落とすと聞こえてきたのはまるで錆びた釘をレコード針に使ってるんちゃうかと思うぐらいの歪んだ音で、私は “何じゃこりゃぁ~!!” の松田優作状態に陥った。これまでの音楽人生で多くの海賊盤をも含めて色々なレコードを聴いてきたが、これほど酷い音はちょっと記憶にない。その場でブチ割ったろかとも思ったが、安物買いの銭失いの教訓として取っておくことにした。まぁ送料込みで千円ちょっとですんだのが不幸中の幸いだったが、このアホバカ盤、今では “鍋しき” として使っている(笑)
私は “やっぱり激レア盤だけあってそう簡単には手に入らんわ...(>_<)” と心が折れかけたが、3月4月とその後もしつこく eBay で網を張っていた。そして5月の連休に入って時間と気持ちに余裕の出来た私はふと閃いて検索ワードを “Love Me Tender Elvis Linda” から “Love Me Tender Elvis duet” に変えてみた。するとイギリスのセラーから SUN レーベル盤(!)が£9スタートで出品されているのを発見!エルヴィスに関する限り SUN レーベルなら信頼できそうだし、アップされたレーベル写真には “NOT FOR SALE” の文字が見て取れる。コレは間違いないと直感した私は連休中に早朝スナイプを敢行、£13で首尾よく手に入れることができた(^o^)丿
届いた盤は今度こそ正真正銘の本物で、まさに私が30年前に聴いて感激したあのデュエットだ。う~ん、まさに黄金のデュエットと言えるこのハモり、タマランなぁ... (≧▽≦) このブログを読んで下さってるみなさん用にこっそりアップして貼り付けときましたので、興味のある方はゲシュタポ・ユーチューブに削除される前にご一聴を(^.^)
リンロンのプロモ盤
状況を整理すると、まずリンロンがアルバム「リヴィング・イン・ザ・ USA」(1978年)でエルヴィス・プレスリー1956年のヒット曲「ラヴ・ミー・テンダー」をカヴァー、それをアメリカのラジオ局 WCBM の DJ レイ・クウィンがエルヴィスの未発表ラジオ・テープと合成し、20年の時を超えてデュエットさせ、リスナーの大反響を呼んだという。私は「アメリカン・トップ40」の「ロング・ディスタンス・デディケーション」のコーナーでコレを耳にして鳥肌が立つほどゾクゾクしたのを覚えている。何とかして手に入れたかったが、当時の私には非売品のDJ用プロモーショナル・コピーを入手することなど到底不可能だった。
それから約20年が経ち、ネットで海外オークションをやるようになって様々なレア盤の入手に成功してきたが、この盤だけは滅多に出てこず、たまに見つけても£40~£50というエゲツナイ値段が付いており、さすがの私も手を出せなかった。そんな中、リンロン祭りで盛り上がっていた折りも折り、$10で出品されているのを発見して有頂天になりよく調べもせずに落札(←アホや...)、あれほど入手困難を極めた盤が格安無競争で手に入り、何か拍子抜けしながらもブツが届くのを楽しみに待っていた。
1週間ほどで届いた盤は白いレーベルに男女のヘタクソな似顔絵とDUETという赤い文字(←コレがレーベル名か?)、下の方には ELVIS AND LINDA 101 と書いてある。はやる心を抑えて盤に針を落とすと聞こえてきたのはまるで錆びた釘をレコード針に使ってるんちゃうかと思うぐらいの歪んだ音で、私は “何じゃこりゃぁ~!!” の松田優作状態に陥った。これまでの音楽人生で多くの海賊盤をも含めて色々なレコードを聴いてきたが、これほど酷い音はちょっと記憶にない。その場でブチ割ったろかとも思ったが、安物買いの銭失いの教訓として取っておくことにした。まぁ送料込みで千円ちょっとですんだのが不幸中の幸いだったが、このアホバカ盤、今では “鍋しき” として使っている(笑)
私は “やっぱり激レア盤だけあってそう簡単には手に入らんわ...(>_<)” と心が折れかけたが、3月4月とその後もしつこく eBay で網を張っていた。そして5月の連休に入って時間と気持ちに余裕の出来た私はふと閃いて検索ワードを “Love Me Tender Elvis Linda” から “Love Me Tender Elvis duet” に変えてみた。するとイギリスのセラーから SUN レーベル盤(!)が£9スタートで出品されているのを発見!エルヴィスに関する限り SUN レーベルなら信頼できそうだし、アップされたレーベル写真には “NOT FOR SALE” の文字が見て取れる。コレは間違いないと直感した私は連休中に早朝スナイプを敢行、£13で首尾よく手に入れることができた(^o^)丿
届いた盤は今度こそ正真正銘の本物で、まさに私が30年前に聴いて感激したあのデュエットだ。う~ん、まさに黄金のデュエットと言えるこのハモり、タマランなぁ... (≧▽≦) このブログを読んで下さってるみなさん用にこっそりアップして貼り付けときましたので、興味のある方はゲシュタポ・ユーチューブに削除される前にご一聴を(^.^)
リンロンのプロモ盤