津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■熊本大学図書館、オンライン貴重資料展 及び 公開講演会

2021-11-26 20:09:28 | 講演会

 熊本大学付属図書館では例年「貴重資料展」を開催されてきた。
熊本大学永青文庫研究センターのサイトで告知されてきたものが今年はそれがなく、少々首をかしげてきた。
今日に至り、付属図書館のサイトで紹介がなされているのではないかと思い至り、開いてみると案の定であった。
今年は下記の如く、you tube を使っての公開講演を拝聴することが出来る。
皆様に置かれてもどうぞお楽しみいただきたい。


令和3年度「廃藩置県と熊本藩」(第36回熊本大学附属図書館貴重資料展) 

   公開講演会/第15回永青文庫セミナー(you tubeでお楽しみください)
      ■ 熊本城廃棄申請書の成立事情と「御城拝見」 三澤 純  大学院人文社会科学研究部 准教授
      ■ 廃藩置県後の旧藩主細川家と旧藩士     今村 直樹 永青文庫研究センター 准教授
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■御恵贈御礼「こんけんどうエッセイ集 第一集 祝電」

2021-11-26 13:33:09 | 書籍・読書

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 今般、「こんけんどうエッセイ集 第一集 祝電」を発刊された近藤健氏とは、随分長いお付き合いとなった。
そして氏より今般このエッセイ集をご恵贈いただいて、大変感激している。厚く感謝申し上げる。
氏とはその御著「肥後藩參百石 米良家‐堀部弥兵衛の介錯人 米良市右衛門とその族譜」の出版に際し若干のお手伝いをして以来のお付き合いである。
エッセイストとしてのご活躍はそれ以前からのもので、当サイトでもリンクしてご紹介してきた。
その文章は軽妙洒脱で時折健康的な下ネタも相まって、思わずクスリと笑わせてくれる。
今般の発刊は第一集とあるが、書き留められたエッセイの量からすると十一・二巻分になるという。
よくぞまあ、こんなに豊かな文章を書き続けらえてきたものと感心してしまう。
まだ現役のサラリーマン・エッセイストだが、指導者として軸足を移して行かれるようだ。

肥後藩參百石 米良家の共著者の佐藤誠氏と共に来熊された折、楽しい時間を過ごしたが、そのお人柄はますます円熟味を増しておられる。今後のご活躍を大いに期待したい。

  

 

 

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■部分御舊記・軍事部八(17)佐渡守書物

2021-11-26 06:55:14 | 先祖附

      (17)佐渡守書物        (松井佐渡守興長)

  先度監物を以被 仰聞候ハ有馬城乗之時いつれも御物頭之衆廿七日ニ本丸へあかり不申段御不審ニ被思召之由一段尤
  ニ奉存候 就夫私先手之様躰書付上申 拙者一手之衆右之 御意之通承候ハゝ私一手之様子不申上所迷惑ニ存衆御座候時
  ハいかゝと存ニ付御内証申上候覚
一、二月廿七日三之丸・二丸乗込本丸下海手之きしの上ニ私・式部少武者を立居申候 其刻別之御先手頭ハ見不申候 はるか
  後に見候事
一、私一手之御物頭衆いつれも私より先に本丸に著申候 尾藤金左衛門討死平野弥次右衛門・志水新丞・西郡要人手負申ゆ
  ゑ本丸へ乗込不申以前ニ引取申候 谷主膳儀ハ石にてうたれはす池の上に居申候 廿八日ニハ本丸にて手負申引取申候事

一、谷忠兵衛・高田角左衛門ハ出丸にて手負申引取申候事
一、廿七日之夜本丸ニ相詰申御鉄炮頭ハ私与之御鉄炮頭并御側筒私自分之鉄炮にて柵うらをかため鉄炮打せ申候 此外にハ
  本丸ニ相詰候御鉄炮む御座候 惣別廿七日之夜本丸ニ相詰申候御人数ハ御はた本衆私一手之御人数并私時分之ものにて
  大かた相詰申候かと奉存候事
一、私儀廿七日之夜本丸へ罷上り柵うらを見廻申候ヘハ御鉄炮頭之外ハ頭分之衆居不申其上御人数も手うすく御座候 本丸
  を 殿様御取被成候処に越度出来候而ハ大事之儀と存下へさかり近所ニ居申候衆本丸へ上ヶ申候 此段要人組・主膳組
  主膳もことばをかハしよく存候 私そハへ召置候ものまても上ヶ申候事
一、頼母所へ私申遣候ハ本丸へ上ヶ置申候私与之御鉄炮玉薬うちきり申候間其方之与之御鉄炮御物頭衆もさげられ候へと
  申遣候処ニ頼母返事ニ申来候ハ頼母組之御鉄炮頭手負・死人之外ハ頼母側に置不申す候得ハ不成由申来候間又重て申
  遣候ハ私そハにハ御鉄炮一組も置不申勿論時分之鉄炮も不残本丸へ上ヶ申候間其方のものあけられ候へと申遣候得と
  も上ヶ不申候 其外御物頭も上ヶ不申候事
一、のほり夜之内ニ本丸へ上ヶ申候事
一、本丸二而玉薬うちきり申由申来ニ付而其段便を以 殿様へ申上候ヘハ玉薬被仰付追々私居申所迄被下候間私ものを相
  添本丸へ上ヶ申候事
一、本丸之子ややけしつまり候から本丸之内殊外くらくなり敵方見へ不申候間たいまつ被仰付本丸へ御上ヶ可然由使を以
  殿様へ申上候ヘハ則被仰付たいまつ被遣候事
一、一揆共海手へ落申儀可有御座候間海手之方御手あて被仰付候様ニと使を以 殿様へ申上候ヘハ海手之事ハ気遣仕まし
  き由 御意にて候 扨はま手を見申候ヘハたいまつ数多出申躰見へ申候事
一、廿七日夜ニ入候から本丸下ニ居申候御人数はまてへさげ候へ佐渡・式部少儀もはま手へ引さかり居候へと被仰付ニ付
  少々御人数ハはまへ引さけ申候 私・式部少儀ハはま手へさがり候ヘハ本丸之躰見へ不申其上本丸ほととふく居候てハ
  いかゝニ奉存ニ付今夜ハ其まゝ本丸下ニ相詰可申由使を以申上候ヘハ其元之儀ハ見合ニ仕候へと被仰下ニ付而其まゝ
  居申候てはま手へさげ申候 御人数も夜七ッ自分ニ本丸へ上ヶ申候て私一手之ものハ不残本丸へ上ヶ申候 廿八日未明ニ
  式部少・立允も本丸へ上られ候へと申候て私同道仕本丸へ上り相詰申候事
    右私・式部少儀随分御人数をも本丸へ上ヶ申少も不存油断勿論廿七日夜中本丸之儀私一人にて万事申付候様ニ奉
    存候 尤是ほと之儀は御先を被仰付候上ハ可申付儀と奉存候故少も今までハ右之段不申上候得共今度監物を以本丸
    へ物頭共上り不申候通被聞召御ふしんニ被思召候ニ付私手前之分言上仕候 右之通ハいつれも御家中衆可存候已上
      十月廿八日        長岡佐渡守・判
        皆川治部殿

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