性能向上型T-72B戦車
チェコ国防省は2023年1月10日、ウクライナ向けに行っていたT-72戦車の修復およびアップグレードが完了し、TREVA-30回収救援車とともに同国へ引き渡すと発表しました。
前日9日には、チェコのペトル・フィアラ首相らが、T-72の修復・改良作業を行っている大手安全保障企業エクスカリバー・アーミーを視察で訪れており、同国での報道などによるとウクライナへはアップグレードされたT-72B戦車90両が引き渡される予定だといいます。
なお、この修復・改良にかかった費用約9000万ドル(日本円で約117億円)は、アメリカとオランダの2国で分担するとのことです。
また、ペトル・フィアラ首相は、工場を視察した際にウクライナへ納入される予定のT-72B戦車の1両に、「ウクライナの勇敢な守護者へ」というメッセージを書き込んでいました。
参考:過去、湾岸戦争でイラクのT-72は、米国のM1A1エイブラムスにボコボコにいわされている。
@チェコは米国から”M1A2エイブラムス”戦車の最新バージョン「SEPv3」250輌を購入したので、余ったT-72をアップグレイドして90輌を供与した。ロシアと戦うなら互角、いやそれ以上だ。
兵員装甲車や戦車等、ウクライナ軍の機械化も充実しつつあります。キーウ等に無差別攻撃を仕掛ける非道なロシアに遠慮して、強力な武器の供与をためらっている場合ではありません。いざとなれば、クレムリンを射程に入れた通常兵器や装備(戦術核?)でウクライナを固めていくべきです。