装甲車輌Kirpi
ウクライナ軍は9日「海兵隊が50輌の装甲車輌Kirpiをトルコから受け取った」と発表、この車輌は現在生産されていない初期型(Kirpi-I)だと推定されているためトルコ政府は陸軍在庫から装甲車輌をウクライナに提供した可能性が高い。その数は都合200輌。
ウクライナ軍は9日「海兵隊が50輌の装甲車輌Kirpiをトルコから受け取った。我々はあと150輌のKirpiを追加で受け取る予定だ」と発表、トルコメディアは「ウクライナ軍が受け取ったKirpi-Iは製造されていないモデルなのでトルコ政府が陸軍在庫から寄贈したのだろう」と報じており、単一モデルの車輌提供としてはポーランドのT-72(250輌)に次ぐ規模だと主張している。トルコが開発したのがKirpi(キルピ)はイスラエルが開発した4×4装甲車輌「Zeev」をベースにしたMRAP(対地雷/伏撃防護装甲車)で、トルコ陸軍はKirpi導入後に戦死者数が大幅に減少、カタールやチェニジアなど計6ヶ国で採用(累計2,000輌以上)され、現在は実戦で得た教訓や改良を取り入れた「Kirpi-II」の製造に移行しているため「Kirpi-I」を新規に入手するのは不可能だ。
@プーチンは面白くないはずだが、黒海を管理しているトルコの立場は強いのだ。更に、エルドアンは天然ガスの代金をルーブルで決算するとソチでプーチンに約束して保険をかけている。