ソニー傘下の映画会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが、北朝鮮の金正恩キムジョンウン第1書記の暗殺を題材にしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開を中止したことへの波紋が米国で広がっている。
「表現の自由」を守るべきだという論調に加え、脅迫に屈したとの批判も多い。
公開中止について、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は18日、社説で「悪意のある体制や犯罪者を一層大胆にさせる危険な前例になるだろう」と懸念を示した。同日の米紙ロサンゼルス・タイムズの社説も、権力者を批判する表現の自由を守るべきだと強調。米人気テレビ司会者ジミー・キンメル氏はツイッターで「テロリストの行動を正当化する臆病で非アメリカ的な行為だ」と非難した。
中止の引き金になったのは、ソニー・ピクチャーズにサイバー攻撃した、と主張するグループによる映画館への脅迫だ。16日、インターネット上で示された脅しは、米同時テロと関連づける内容で、上映映画館への攻撃を警告。安全上の懸念から大手映画館チェーンが17日に上映延期を決め、ソニー・ピクチャーズも公開中止に追い込まれた。
一連の攻撃、脅迫では、映画公開に強く反発してきた北朝鮮の関与が指摘されている。アーネスト米大統領報道官は18日、「相応の対応が必要だ」と述べ、米政府が対抗措置を取る意向を示した。ただ、映画館への攻撃を示唆する脅迫があった以上、ソニー・ピクチャーズと映画館側は、公開に踏み切って不測の事態が起きた場合の法的責任を考慮せざるを得なかったのも事実だ。2012年7月にコロラド州デンバー近郊の映画館で起きた銃乱射事件では、警備が不十分だったと主張する遺族らが映画館側を訴え、法廷での争いが続いている。
実在する外国指導者の暗殺を題材にしたことへの批判もある。南カリフォルニア大のトッド・ボイド教授はAP通信に、「実在の人物をどう評価するにせよ、暗殺する映画を製作するのは挑発的だ」と述べた。
@だから、実話にしちゃえば丸く収まるんじゃねーの。
「表現の自由」を守るべきだという論調に加え、脅迫に屈したとの批判も多い。
公開中止について、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は18日、社説で「悪意のある体制や犯罪者を一層大胆にさせる危険な前例になるだろう」と懸念を示した。同日の米紙ロサンゼルス・タイムズの社説も、権力者を批判する表現の自由を守るべきだと強調。米人気テレビ司会者ジミー・キンメル氏はツイッターで「テロリストの行動を正当化する臆病で非アメリカ的な行為だ」と非難した。
中止の引き金になったのは、ソニー・ピクチャーズにサイバー攻撃した、と主張するグループによる映画館への脅迫だ。16日、インターネット上で示された脅しは、米同時テロと関連づける内容で、上映映画館への攻撃を警告。安全上の懸念から大手映画館チェーンが17日に上映延期を決め、ソニー・ピクチャーズも公開中止に追い込まれた。
一連の攻撃、脅迫では、映画公開に強く反発してきた北朝鮮の関与が指摘されている。アーネスト米大統領報道官は18日、「相応の対応が必要だ」と述べ、米政府が対抗措置を取る意向を示した。ただ、映画館への攻撃を示唆する脅迫があった以上、ソニー・ピクチャーズと映画館側は、公開に踏み切って不測の事態が起きた場合の法的責任を考慮せざるを得なかったのも事実だ。2012年7月にコロラド州デンバー近郊の映画館で起きた銃乱射事件では、警備が不十分だったと主張する遺族らが映画館側を訴え、法廷での争いが続いている。
実在する外国指導者の暗殺を題材にしたことへの批判もある。南カリフォルニア大のトッド・ボイド教授はAP通信に、「実在の人物をどう評価するにせよ、暗殺する映画を製作するのは挑発的だ」と述べた。
@だから、実話にしちゃえば丸く収まるんじゃねーの。