アルゼンチンで開かれる米中首脳会談を前に米海軍が南シナ海で「航行の自由」作戦を実施したりシンガポールに寄港したりするなど、中国へのけん制を強めている。一方、中国の影響力が強まる東南アジア各国は、先月初めて中国海軍と合同海上演習を実施。来年は米国とも演習を予定するなど、米中間でバランスの取り方に腐心している。
米海軍によると11月中旬、フィリピン沖で空母「ロナルド・レーガン」などが参加する演習を実施。その後、空母「ジョン・C・ステニス」など一部艦船が24日、シンガポールに寄港した。東南アジアや中国が軍事拠点化を進める南シナ海で、米国の存在感を示す狙いがあるとみられる。
さらに、米軍の準機関紙「スターズ・アンド・ストライプス」によると、米海軍は26日に南シナ海で「航行の自由」作戦を実施。イージス巡洋艦が、中国が実効支配しベトナムが領有権を主張する西沙(英語名パラセル)諸島の付近を航行した。
一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国は10月、初の合同海上演習を南シナ海で実施。災害救助の能力向上などが名目だった。タイ国軍関係者によると、演習は2015年に中国側が提案した。この時期、中国は南シナ海での人工島造成などを活発化させ国際問題化。米国が初めて「航行の自由」作戦を実施するタイミングで、中国としてはASEANを懐柔する必要があった。タイ軍関係者は「中国は、南シナ海問題は域内の問題で域外の国は介入すべきではないとの立場を採り、ASEANとの協力、関係強化に乗り出した」と話す。
中国批判の急先鋒だったフィリピンは、16年に就任したドゥテルテ大統領が巨額の経済支援と引き換えに中国との領有権争いを事実上棚上げ。ベトナムも対立を抑える方向に転換した。こうした環境が整い、10月の合同演習が実現した。ただ、ASEAN側は米国との演習をセットにすることを忘れなかった。
タイの政治学者、パニタン・ワッタナヤゴーン氏は「ASEANは余計な緊張を生まないよう米中間でバランスを取った。ASEANとしてもそうすることは米中と渡り合う上で良い」と話す。
@一番の問題は、シナが垂れ流す賄賂攻勢。結局、いつまでたっても裏金が東アジアを支配する卑しい構図。マハテールさん以外、皆、同根。
米海軍によると11月中旬、フィリピン沖で空母「ロナルド・レーガン」などが参加する演習を実施。その後、空母「ジョン・C・ステニス」など一部艦船が24日、シンガポールに寄港した。東南アジアや中国が軍事拠点化を進める南シナ海で、米国の存在感を示す狙いがあるとみられる。
さらに、米軍の準機関紙「スターズ・アンド・ストライプス」によると、米海軍は26日に南シナ海で「航行の自由」作戦を実施。イージス巡洋艦が、中国が実効支配しベトナムが領有権を主張する西沙(英語名パラセル)諸島の付近を航行した。
一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国は10月、初の合同海上演習を南シナ海で実施。災害救助の能力向上などが名目だった。タイ国軍関係者によると、演習は2015年に中国側が提案した。この時期、中国は南シナ海での人工島造成などを活発化させ国際問題化。米国が初めて「航行の自由」作戦を実施するタイミングで、中国としてはASEANを懐柔する必要があった。タイ軍関係者は「中国は、南シナ海問題は域内の問題で域外の国は介入すべきではないとの立場を採り、ASEANとの協力、関係強化に乗り出した」と話す。
中国批判の急先鋒だったフィリピンは、16年に就任したドゥテルテ大統領が巨額の経済支援と引き換えに中国との領有権争いを事実上棚上げ。ベトナムも対立を抑える方向に転換した。こうした環境が整い、10月の合同演習が実現した。ただ、ASEAN側は米国との演習をセットにすることを忘れなかった。
タイの政治学者、パニタン・ワッタナヤゴーン氏は「ASEANは余計な緊張を生まないよう米中間でバランスを取った。ASEANとしてもそうすることは米中と渡り合う上で良い」と話す。
@一番の問題は、シナが垂れ流す賄賂攻勢。結局、いつまでたっても裏金が東アジアを支配する卑しい構図。マハテールさん以外、皆、同根。