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チェーン除草

2011-06-22 04:06:42 | 稲作

チェーン除草を初めて試みた。結構コナギが出てきたからである。コロガシを始めようと思ったのだが、松本さんがチェーン除草をやって、効果がありそうな気がするといわれていた。ブログに詳しく書かれている。それなら、まず試してみてからコロガシをかけるという気になった。4名で交代で行った。欠ノ上田んぼのYさんが、手伝いに来てくれた。効果は前のものよりはありそうだ。稲に対する影響も悪くない気がする。田んぼには田植え以来初めて入ったので、15日目と言うことに成る。田んぼの土の状態は、深い。もっと浅く代かきをしたいが、結局深くなっている。しかも良く練ってある感じ。これは平らにしようとトラックタ―がもがいた結果もある。トラックタ―初めての人の練習もお願いした。コナギの種も浮き上がったのかもしれない。これまでの3年間コナギの種を落とした記憶はない。足が田んぼを確認した。ああそうだこの辺でトラックタ―が難儀したなと言うか所が3か所あった。それでも全体で言えることは、深さが一緒だった。今年の稲の生育は、順調ではない。それは気持ちの方が田んぼに専念できず、付いて行けないということもある。

地域全体の稲の生育は、全般に悪い。機械植えの苗の場合、生育が2週間経過しないと出てこない。少し低温と日照不足の傾向があったのか。それでもセルトレーの苗は活着くは良かった。植えた翌日から生育を開始してくれて、水没して枯れるようなものはなかった。今は出遅れが嘘だったように普通の状態である。チェーン除草はもう1度やってみたい。方向を変えてもう一回と言うことは意味がある。やはり2回やってみて結果を見てみたい。現時点での気付いた点は、土の状態で効果がまるで違うようだ。苗代を行った中段の手前は、そもそも草はなかったのだが、通って実にきれいに稲の周辺の土壌がかき回される。草があれば必ず無くなる気がする。クローバーの枯れた腐植が大量にあるところは草も取れない。そう言う所はトロトロ層が表面に出来上がっていないと言うことのようだ。コナギの生育状態にもよる。芽を出して1週立った双葉のコナギが境目のようだ。双葉であっても大きいとれないものが出て来る。小さいもので根が弱いほど、浮き上がる確率が高い。

どちらかと言えば、稲踏み効果がある気がした。稲が倒されて、刺激され、泥が少しかぶった。覚醒したような気もする。稲は一度は倒れたが、大半がすぐ起き上がった。ごみが引っ掛かって一日経っても倒れているものもあるが、さしたることはないようだ。抜けてしまった苗は、気が付いたもので、6本程度。大したことはない。枯れ草を引きづり回しても稲が抜けるようなことはない。15日経過しているから当然だろう。「チェーン除草は田んぼを選ぶ。」稲の状態。土壌の状態。草の状態。すべてを総合して、効果が分かれるもののようだ。効果のある田んぼはそもそも、良い田んぼと言うことだと思う。トロトロ層の充分出来るような田んぼであれば、草も少ないだろうし、草の根も茶色い。チェーン除草で十分という気がする。時間的には、1反1時間。ただし、一人1反位にした方が良い。結構足に来る。これも田んぼによることだが。

この後補植を行う。さして気に成るほどではないが、欲張って一本でも多く植えたいと思う。6月中は補植をして効果が高い。7月に入ると、あまり良い稲にはならない。上段の田んぼがひょろっと伸びていて、どういうことかとそらやさんに聞いてみると、肥料が多いのではないかと言われた。肥料を多く与えたことはない。なにしろ上の田は完全無肥料である。さてどういうことが起きているのか。最初に撒いた、そばかすが肥料に成っているのか。確かに発酵はしている。匂いがする。岩越さんなら、臭いと言って大騒ぎだろう。わたしはこの位の匂いがすると、良いぞと思う。この後良くなるぞと思う。匂いは様々な情報を伝えてくれる。もう少し稲の経過を見ないことには結果はわからない。苗作りの段階で、今年の稲の出来は悪いと心配していたが、現状ではそうでもない。やはり私の気持ちの方の問題なのか。

昨日の自給作業:2時間チェーン除草 累計時間:29時間

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