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大麦の播種

2021-11-26 05:34:45 | 自給
大麦の種。二条大麦「サチホゴールデン」

 11月24日大麦の播種を行った。麦は11月11日と決めていたのだが、大豆畑の跡地に大麦を播くので、大豆が片付いてから、畑の準備をして大麦を播く手順でいくらか遅れる。大豆の収穫が終わったのが、21日である。生乾きの大豆は舟原畑の陽の当たる奥に集めて干してある。この大豆は27日に脱穀する。

 22日に畑を片付けてそば殻を撒いた。そば殻は1反に16袋撒いた事になる。そば殻を播き続けて、土に腐植が増えて、ふかふかになってきた気がした。大豆がそれなりにできていたので、土はだいぶ良くなってきたのではないかと思っている。そば殻はほとんど肥料分はないかと思う。腐植を増やすことになる。大豆の根も畑でそのまま漉き込んだ。

 今年画期的だったことは大豆が総生寺裏の畑と、家の脇の畑がほぼ出来が一緒だったことだ。家の脇の畑は15年畑を続けてきて、土壌がとても良くなった。その畑と総生寺裏の畑では少し出来が違っていたのだが、今年は総生寺裏の土が改善されたことが、作物の出来で分かった。

 畑が浸透性が改善された結果だ。畑に1メートルを超えるタテ穴を5㎡に1個掘った。これで畑が劇的に変わった。今度麦を播けば、土が良くなったことがわかるのではないかと思っている。大豆が差がなくなったのだから、きっと麦も大丈夫ではないかと思っている。土壌は浸透性が良くなければ還元化してしまう。

 たぶん石垣の土壌は腐食を入れて、浸透性を改善しなければ良く出来るようにはならない。斜面の畑の方が良く出来るはずだ。腐植をどうやって増やすのが合理的なのか、これから考えてゆきたい。道路わきにすぐ降ろせる、堆肥置き場を作るという事だろうか。

 今年作る麦の品種は「サチホゴールデン」という品種だ。栃木県農業試験場栃木分場(指定試験地)において、「大系R4224」と「関東二条29号」の交配より育成された品種。栃木県ではずいぶんと充実した試験栽培をした上で、奨励品種に取り入れている。極めて大事なことだ。

 これならば、北海道の春大麦を小田原で作るより、適性があるのではないだろうか。去年どうもうまく出来なかった。佐賀県など九州でも奨励品種になっている品種。播種時期は小田原の気候であれば、栃木よりも暖かいから、11月24日は遅めではあるが、許容範囲ではないかと思われる。

 畝幅は45㎝にした。90㎝にしなければ、耕運機で間を入り、除草が出来ないという意見もあり、話し合いの結果。45㎝にして置き、手取り除草が遅れたら、一畝潰してしまい、90㎝にしてしまおうという結論になった。

 播種量は2通りやってみたい。家の脇の畑の下半分はゴンベイ播種器のベルトそのまま。上半分がヒトこま落し。つまり上下の畑で、播種量が倍量違う。穴には3粒ほど麦が入る。多く播いた方がいいのか、少なくても構わないものか、播種量の違いでの生育の変化を見たい。

 家の畑は特に肥料は撒かなかった。大豆の草抑えに、ソバカスがかなり撒いてあったので、そのままトラックターで耕運してくれた。トラックターはどこも渡部さんがやってくれるのだが、実に手際よくなっているので、あっという間にきれいな播種の準備が出来た。

 午前中の作業で終わった。5人での作業だった。3人が交代で播種をしたのだが、播種器の調整が深くて、雨が降った後の重い土という事もあって、女性では押せないほどきつい作業だった。往復すると息が切れるほどだ。大豆の播種の深さ調整でこうなった。

 直さないでその深いままで、播種した。どうだろうか。麦には深蒔きになっていなかっただろうか。大丈夫だと思うが、今までで一番深い。1反2畝蒔いて、午前中早めに終わるぐらいの作業だった。以前一人で撒いたことがあるが、やはり午前中で終わった記憶がある。

 12月、1月と麦踏と土寄せ。これには残念ながら来れない。水彩人の集まりがあるから、それに合わせて短期間だけでも来て、タマネギと、麦の草とりをしたい。その頃には味噌づくりもやるのかもしれないが、その参加は無理だと思っている。

 2月に来たいのだが、石垣の田植えとの調整になる。このあたりがまだ見えないところだ。なかなか、両方で農作業に全部参加してやるのは難しいところがある。果たしてどういう事になるか。みんなのお陰で、タマネギも、ジャガイモも出来たが、今年はさらに無理そうなきたしている。

 せめて、タマネギの植え付けだけはして帰りたいとお願いした。5日に植え付けの日を決めてくれた。ベットづくりなど、28日あたりにやろうかと思っている。玉ねぎは鶏糞肥料を入れたいので、早めに入れて、1週間あけて5日に植えれば丁度良いだろう。

 問題はビニールトンネルをしてよいかどうかである。ビニールトンネルをしたいのだが、草取りが大変になるという事だ。迷惑はかけられない。1月に草取りに来るという事が出来れば、トンネルを使えるかもしれない。舟原畑は寒いことと、風が強いことで、トンネルを使わないと、タマネギは良く出来ない。

 そういえば、今回、石垣の田んぼで栽培を試してみる、ハルミと、サトジマンの種籾を忘れないように持ち帰らないとならない。来年のシーラ原田んぼはともかく試験栽培をしてみる。うまく、崎枝田んぼの準備が出来れば、そちらで試験栽培を始めることも出来るかもしれない。

 ともかく今年も大豆が収穫が出来て、大麦を播くことができた。感謝しなければならない。こうして、小田原に来て、充実して農作業が出来ることに感謝しなければならない。農の会の仲間の活動が充実しているお陰である

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