中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

発達相談日・そして新しい仲間も迎える

2005年10月05日 09時49分18秒 | 活動日誌
(庭のホトトギス)

 昨日は発達相談日で、某保育園に行きました。

 どなたもが大変な思いで子育てしています。

「何度言っても解らないので、たたいてしまう。ご飯を食べない。ジュースとコーラはよく飲みます。テレビなど音が消えている時はありません。家族関係の中で私はいつもいらいらしています。」

 「お菓子ではいけない、ちゃんと食事を」とわかっていても、大変な騒ぎで泣き叫ばれると根負けしていうなりになってしまう、親も疲れていてきちんと向き合う根気がうばわれているのです。

 特に2歳児は、自我が芽生えてきて、なんでも自分が中心の考え方をするとき、この自我をしっかり発達させながら「我慢」も教えてゆく大切な時なのですが、「急に言うことを聞かなくなった」と、つい叩いてしまうのもこの頃です。

「 自分だけがいけない親で、理想どおりに行かない」悩みで、お母さんは泣き出します。

 でも、みんな同じ思いで育てているのです。家庭の人間関係だって、理想的にいっているところばかりではありません。生活苦や長時間労働や、介護の大変さの中で、ギクシャクしたり、自分の人間性がいやになったり、けんかがたえなかったり・・・。

 今日のようにみんな吐き出して仲間の中で子どもを見つめるようにすることが、どんなに子育ての勇気を与えてくれることか。
 振り返る暇もなくその日を送るので精一杯の中で、こうして、子どもの話のために、夫婦揃ってお休みを取って相談に来るまでの過程で、もう問題の半分以上は解決です。

 問題は、こんなに大変な情況の中で、軽度発達障害の子もそうとは解らずに生活していることです。
 「何でこの子は!」と、思ってしまう。子どもの抱えている困難を理解することは大事、だけれども、その発見の仕組みが不十分です。

 さて、昨日は新しい仲間も迎えることができました。
 Eさんは「生活が苦しい。夫の給料はがくんと下がり、子どもの学費で頭が痛い。お金がないなら株をかって儲ければいいといった今度当選した国会議員がいたが、腹が立つ。2400万円も報酬をもらう国会議員に私たちの生活の何がわかる」そんな怒り一杯でした。
 
 「子どもは学校でどうにもならないくらい傷つけられて、自信をなくしたのです。」とも。
 
 このEさんの叫びは、今誰もが同じに抱えているなやみ、苦しみです。
 
 「声をあげて暮らしを守りましょう。競争の教育で痛めつけられ傷だらけになっている子どもを、しっかり励ましてあげられる、強い母になるために一緒にやりましょう。」と仲間になっていただいて堅い握手。うれしいですね。
 選挙で応援してくださった方です。

 
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2 コメント

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Re:発達相談 (K)
2005-10-05 22:43:35
昨日は、貴重なアドバイスありがとうございました。

先ずは、夕べからTVを点けずに会話しながらの食事、そして早寝・早起きを実践してみました。

まだ、2日目ですが食事の時に落ち着きが無かったのが嘘の様です。この次、お目に掛かるときには成長した我が子をお見せできればと思います。

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とってもうれしい (中野さなえ)
2005-10-06 22:43:09
J君の姿を想像して、ひとりウキウキしました。2ヶ月たてば、私の経験からすると、見違えるようになると思って、すごく楽しみです。

2ヵ月後にあいましょう。寒くなってきますが、冬をがんばると、春は芽吹きのように、グーンと変化します。

子どもは可能性の塊です。

J君は非常に優れた力をもっているのだから。

私はご夫婦で相談にこられて、「愛し合っている夫婦」と思いましたよ!
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