高熱を出した4才の孫は、受診の結果、溶連菌だった。
もう解熱して元気いっぱいだが、感染の関係で今日まで保育園はお休みでした。
それで今日もバァバのおもりでした。
外は暑いし回復したばかりだから、ずっと家で過ごした。
午前中はお掃除のお手伝い。お風呂も磨いて、モップもかけて大活躍でした。
昼は食事作りのお手伝い。
「バァバ、ぺったんこにあれで焼いて食べるやつ、つくって」とのご注文。
「え、いったいなに?」
よく聞いたら「おこのみ焼き」でした。しかもアヒルの形で焼いて欲しいという。焼き上がったときには足も崩れ、首も曲がってしまったが。
「おれのできるりょうりする!」と小さなフライパンで油揚を焼いて醤油を垂らしてくれました。
「おひるねはしない!やだよ!」とがんばっていましたが、一緒に横になるとバァバにしがみついてしっかり1時間半寝ました。
夜、母ちゃんに「おふろぴかぴかだよ。はいるまえにみて」など自慢していましたよ。
自宅に帰るとき「今日はお手伝い、有り難う。とても助かった。油揚もおいしかった。料理上手だね」と言ったら、満足そうに「ん!」と言った。
お手伝いをして誰かの役に立っていることが嬉しくて、ほめられて自信がついて、「おれってすごいな」と、がんばる力がわく。
ほんとに素直です。
日本の子どもは自己肯定感が大変低いと言われています。子どもの頃の素直な気持ちをそのまま育ててあげたいものだが、そうはなっていない。
誰よりできること、早いことが優れた人との型にはまった考えが植え付けられる。
学校の成績で何点取ったか、どの大学に入れたかを競争させられている教育では自己肯定感も個性も育つわけがない。
子どもの権利条約で日本は何回かに渡って勧告を受けてきました。
「メインストリーム(大方の)の子どもたちの発達が阻まれている、競争と管理の教育を改善するように」と。不登校、自殺者・・・・その通りです。
それに対し、日本政府は「健やかに育っている」と回答しました。
私が感動したのは、子どもたちが自ら国連の人権委員会に乗り込んで、自分たちの思いを伝えてきたことです。もちろん、子どもを組織した大人がいたのでしょうが、一生懸命英語も勉強していったことでしょう。
日本担当の7人の委員は、休み時間に会ってくれ、よく話を聞いてくれたそうです。
子どもの力を信じて、付き合って行きたいですね。
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