高村県会議員、上田市議と一緒に、JA信州上田、上小森林組合、上小建設協会、そして青木村の村長さんと懇談しました。
JAでは、「戸別保障は一歩前進ではありますが・・・」としながらも不安がだされました。「民主党の10年後自給率を50パーセントに上げる方針はいいが、どこの地域で誰が何を作ればいいのか、具体的にして欲しい。主要穀物は水際で止めてもらいたい」
「過剰米の対策を立ててほしい。過剰米処理対策を廃止したのはおかしい」など、深刻な要求が沢山出されました。
「私たちは農業は生命総合作業だと思っています」「共産党のコメ1俵18000円の保障、早くやっていただきたい」と価格保障に共感が寄せられました。
森林組合です。「共産党の方が来てくださるのは初めてです」「建設的野党の立場、いいですね」と歓迎してくださいました。
間伐を行ったところ、鳥獣被害が無くなった報告には驚きました。
「昔の人は畑から山の中まで、畑の次はリンゴなどの果樹、林は間伐するなどして、順に干緩衝地帯をつくって鳥獣の棲み分けをしていたのではないか。山の手入れで、被害が本当に出なくなったので、皆さんからこちらもやってくれとのの要求が強いのですよ」
どこでも対策に困っている重大問題、いい話を聞きました。
木財切り出しの作業道への予算が削られた事への懸念が示されました。「コストダウンのためにも作業道は必要です。来年度は18億円の要求が5億円になってしまったんですよ」
しかし「若い方が入職してくれて活気ついているのです」と展望も語ってくださいました。
ここでも「大会での志位さんの挨拶、拍手がすごかったのです。理解していただいてありがたい」と政策についての共感が寄せられました。
「上小建設協会」と懇談しました。初めてのことです。建設協会の方も、共産党との懇談の申し込みに、どうしたものか、迷いもあったと率直に話してくださいました。
役員さんが全員出席してくださって、資料も準備、丁重なお迎えに恐縮でした。
今の入札制度の問題点、また中小企業の大変な状況の告発と、仕事をどう増やすか、などが話題になりました。
現場のご苦労をお聞きして、建設業の方が果たしている地域の安全への貢献は、本当に大きい力だとあらためて確認しました。
除雪はお金にならない仕事だけれど、普段地域にお世話になっているからとがんばってはいるが、もう限界。アンケートでは約8割の会社が3年後まで続かない、と答えています。
議会で、建設業に対する提案が少ない、産業政策を出して欲しいとの切実な要望もありました。
最後に、代表の方が「共産党とは考え方が違う。私はどうしても中国共産党と重なってしまう。どんな懇談になるか心配したが、話し合えて良かった。立場上、中野さんを応援はできないが、がんばっていただきたい」との丁寧なご挨拶をしてくださいました。
「私たちは、一致できるところでは、どなたとでも一緒に要求が実るようにがんばっていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします」とお礼を申し上げました。
私たちも、もっと積極的に足を運んで、現場から学ばなくてはと思いました。
青木村の村長さんと懇談しました。
青木村は、自立を選んでがんばっている村。「学校の耐震補強、下水道工事など社会資本整備はできています。後はソフト面ですね」と。
70才以上はお風呂もバス代も無料、小、中学区には村費で加配の先生を5人配置して現場を助けています。
若者向けの住宅も毎年増やし、人気で申し込みが殺到しています。
新成人には村として「新しい憲法のはなし」をプレゼントするのだそうです。
青木村は、義民・農民運動の歴史が深く、まんもう開拓団にも一人も出さなかった気骨ある村の歴史があります。
村長さんから「義民・反骨・自立の青木村を歩こう」というブックレットをプレゼントしていただきました。
村長さんと高村県議と、パチリ!