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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カタツムリ歩行の例会後、吉川駅へ(埼玉)

2012-07-16 18:16:27 | カタツムリ歩行
 2012年7月15日(日)午後

 カタツムリ歩行のゴール後のミーティングを終え、12時45分頃散会となりました。
最寄り駅はJR武蔵野線吉川駅なので、中曽根一丁目の香取御嶽稲荷神社から、中川左
岸に近い住宅街の道を吉川駅に向かうことにしました。振り返り見る香取御嶽神社。

 まだ残っている、参加者の姿も見られます。

 中曽根一丁目から北側の高久一丁目に入り、広い墓地の向こうに大きな本堂や背の高い
イチョウ、鐘楼などの見える、密厳院(みつごんいん)へ。
 

 密厳院は、開創以来800年以上の歴史があり、室町時代には僧侶の学問所である檀林
所(だんりんしょ)として、末寺4か所、門徒寺12か寺を支配した寺だったようです。

 徳川家康から新田開発に協力を命ぜられ、成功の後、徳川家光から寺領10石の朱印を
賜ったとか。本尊は、恵心僧都(えしんそうず)(942~1017)作と伝えられる
地蔵菩薩を祭り、古くから安産、子育ての地蔵様として日本地蔵100か所に数えられ、
近隣の人の信仰を集めていたとのこと。


 境内中央にある大イチョウは雌株で、目通り幹周5.3m、樹高約30m、樹齢800
年と推定され、県の天然記念物に指定されています。

 境内には、所願成就、健勝祈願のお砂ふみ百九十か所霊場があり、四国、西国、坂東、
秩父の各札所と、京都東寺、高野山奥の院のお砂が埋め込まれていて、お参りしながら
一周できるようになっていました。


 本堂は、コンクリート造り2階建ての堂々たる造りです。


 広い密厳院の墓地の北側には観龍院があり、東側から入り参拝しました。


 境内は狭いながら、整えられた庭造りでした。

 北側の通りを少し東進してから北に向かうと、住宅の塀にキイチゴが実を付けていま
した。もう食べられそうです。

 
 高富一丁目の清浄寺には、はやり東側から入ります。


 本堂のそばに2つの石碑があり、こちらは「南無仏板碑」、正安3年(1301)の
造立で、高さ2.2mあり、吉川市で最も大きな板碑。県指定文化財です。


 もう一つは「西念法師之塔」で、やはり県指定文化財。由来などは記されていません。


 本堂前の植え込みには、何種類かの夏の花が色を競っています。


 手水鉢の建物横には、以前の本堂に上がっていたらしい、大きな鬼瓦が。


 清浄寺の門前には清浄寺史跡公園があり、小さい園内に「おむくの池」という円形に
囲まれたところがありましたが、その由来などは記されていません。


 さらに北へ、駅の方に向かうと、住宅地の間の細い一角に「親鸞聖人旧蹟 楠の井戸」
の看板がありますが、柵に囲まれたその中に入ることは出来ませんでした。


 近くには緑陰の公園がありますが、この暑さでは遊びに来ている人の姿は見えません。


 13時30分に、JR武蔵野線の吉川駅前に着きました。


 駅前広場には、吉川市のシンボル、金色の大ナマズが飾られています。


 川の河川交通で栄えた吉川は川魚料理が根付き、江戸時代初期には、河岸付近に川魚料理
の料亭が軒を連ね、集まった人々の舌を楽しませてきたようです。

 川魚料理は、「吉川に来て、なまず、うなぎを食わずなかれ」といわれ、新撰組の近藤勇、
元総理の福田赳夫、中曽根康弘氏なども来て食しているとか。

 写真を撮り、さて駅に入ろうとしたら、そばのマクドナルドで休んでいたIさんから声を
かけられたので、私も入って冷たいアイスティーでのどを潤し、しばらく6人の皆さんと歓
談し、体も涼しくなってから、JR武蔵野線の府中本町行き電車で帰途につきました。



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カタツムリ歩行で吉川美南駅周辺を歩く(埼玉)

2012-07-16 14:41:28 | カタツムリ歩行
 2012年7月15日(日)

 首都圏は32~33℃前後の暑さになるとの予報でしたが、今年前半最後のカタツム
リ歩行に出かけました。第216回目の例会です。

 集合はJR武蔵野線の新駅、吉川美南(よしかわみなみ)、旧武蔵野操車場跡地につ
くられ、今年3月17日の開業ですから、まだ開業後4か月足らずの駅です。

 駅2階コンコースから北側の眺め。駅前広場は出来ていますが、その向こうには一面
田んぼが広がっていました。


 10時9分にスタートし、東方に向かいます。振り返る吉川美南駅。なかなか斬新な
スタイルの駅舎です。


 線路に近い畑には、夏の花ヒマワリに混じって、もうコスモスも咲いていました。


 その先の農家の、高く枝を伸ばした屋敷林。


 気持ちよい風の吹く、田んぼのあぜ道を進みます。



 田んぼへの潅漑(かんがい)用水のそばにも、大きな木が立っていて、その近くでた
くさんのムクドリが集まっていました。


 ところどころに、満々と水をたたえたところが見られます。休耕田でしょうか…。




 こういうところを歩いていると、一面の緑と風か気持ちよく、暑さも和らぐ気がします。


 でも、あぜ道にこんな立て札が幾つも立っていました。このあたりは、あまり散策の人
も来そうにないのに、それをよいことにしてゴミを捨てる人が居るのでしょうか。


 集落の近くまで進んで方向転換して、また吉川美南駅近くまで戻ってきました。北東に
見えるのは隣の吉川駅周辺の建物群。

 吉川美南駅と吉川駅との距離は約1.6㎞、JR武蔵野線の駅間で最短かもしれません。

 吉川美南駅のすぐ近く、線路際の用水に沿って立つ大ケヤキ。


 線路沿いを吉川駅方向に進み、線路下をくぐって南側に出ました。こちらは、駅を中心
に区画整理が進み、新しい町名、吉川美南一丁目から五丁目が出来ていました。ここはそ
の北端、一丁目1番。吉川駅まで400m余り、吉川美南駅よりはるかに近い場所です。


 吉川美南一丁目と西側の木売(きうり)との境界を流れる二郷半(にごうはん)用水路。

 二郷半とは、現吉川市吉川郷と現三郷市彦成(ひこなり)郷の50戸以上の集落と、そ
れより南の50戸に満たない半郷をあわせて二郷半領と呼び、千数百年前の万葉集の時代
から歌にも読まれた早稲米の産地でした。

 今は無粋なコンクリート護岸ですが、二郷半用水は、その早稲米に欠かせぬ流れだった
のです。

 用水のすぐ西にあった木売公園の横を通過します。


 吉川駅から南に延びる広い通りに出ました。歩道と自転車用レーンも幅広く設けられて
いますが、なぜか目の不自由な人のための点字ブロックが自転車ゾーンにあり、これでよ
いのだろうかと気になりました。


 通りに出たところにあった「四季のパン市場」という店の看板。美味しそうな彩りにひ
かれ、事務局のDさんは店に入って、パンを何種類か購入されたようです。


 ひとつ西側の通りに入り、住宅街を進んで蕎高(そばたか)神社の横を通過しました。

 蕎高神社の祭神は高木大神で、商売繁盛の神とか。

 高久二丁目に入り、高久公園の横を進みます。


 住宅地の中に残る農家らしい建物。畑もあちこちに残っていました。


 ゴールの香取御嶽神社には、11時43分に着きました。


 暑い日差しを避けて社殿の影や木下で食事を済ませ、記念撮影後のミーティングに。

 
 昨日、2か月に及ぶフランス横断の歩き旅から帰国したばかりのやまさんから、現地で
撮ってもらったという写真を披露しながら、概要報告がありました。


 今回の歩き旅はフランス、ニースを出発してスペイン国境までの約1,200㎞を、1日
18㎞~35㎞、平均20~25㎞のペースで50日間かけて歩いたとのこと。全行程テ
ントを背負っていたので、かなりの重量だったようです。

 コースの前半は、やまさんの設定したオリジナルコースで、ほとんど歩く人にも会わなか
ったようですが、後半は、フランスからスペイン、サンチャゴへの巡礼の道だったので、毎
日何十人もの人たちと出会い、その中に、日本の四国遍路をしたいという人が何人も居たと
のこと。コースの途中でも2か所、四国遍路のステッカーが貼ってあったようです。

 1部テント泊したこともあり、予算は100万円を予定していたのが、ご夫婦2人が2か
月で50万円以内、月1人あたり12.5万円以内で済んだようです。

 やまさんの報告の後、ネパールに学校を作りたいと数年前から活動をされ、年2回ネパー
ルを訪れている I さんから、ネパールの高地で農業指導や学校、病院づくりなどに尽力さ
れている近藤 亨さんの著書を、皆さんも読んで欲しいと、紹介されました。


 Iさんは、この冬帰国された近藤さんの講演会を新潟に聞きに行かれ、5月には現地で
近藤さんに会われて、種々アドバイスを受けてこられたようです。

 ちなみに、それらのことは、Iさんのブログでご覧いただけます。   

 (天気 晴、距離 4.5㎞、地図(1/2.5万) 越谷、歩行地 吉川市、歩数 8,100)



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コメント (2)
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